かつて、助っ人としてJリーグでプレーしたブラジル人選手が薬物中毒に陥り、ホームレスになっていた。

『Globo』によれば、スターからの転落を味わうことになったのは、ヘジス。49歳の彼は2000年に京都パープルサンガ(現京都サンガ)でもプレーしたことがある。

彼は薬物中毒によって、家も友人の支えも自尊心さえも失い、容貌も別人のように変わってしまった。

管理費や固定資産税の未払いにより、所有するマンションは訴訟の対象となっており、手放す可能性が高い。2025年にマンションの管理人に暴行を加えて逮捕された後、その地域を離れざるを得なくなると、親族や友人の家を転々とした末、路上生活が唯一の選択肢になった。

めったに入浴せず、着替えもほとんどなく、爪も伸び放題だが、いまでも薬物依存から抜け出せていない。

名門コリンチャンスでもプレーしたヘジスだが、プロになった当初から薬物に手を出していた。

「BMWに乗ってたし、(ダッジ・)ダコタのピックアップトラックも持ってた。

当時は、最高級のスペアリブを食べるためにステーキハウスに行っても、金さえ払わせてもらえなかった。写真だけ撮って、会計はいらないってね。いまそれを想像できるか? ありえない。

日曜日にはファンが何人か会いに来てくれて、力になりたいと言ってくれた。俺はコリンチャンスの大ファンだが、彼らはいつも気にかけてくれる」

彼には2人の子供や、存命の兄弟や父親もいる。母親は数年前に亡くなったが、息子が薬物依存を克服する姿を見ることは叶わなかった。

ヘジスはホームレス状態に陥る前には、心身ともに浮き沈みを繰り返していた。

彼は直面している困難を認めつつも、支援やリハビリといった言葉を耳にした途端に態度が一変してしまう。路上を離れることを拒絶、依存症の治療を受けることなど論外だと考えているという。

親族や友人も本人が助けを受け入れようとしないことこそが、更生に向けた最大の障壁だと感じている。

今月末で50歳になるヘジスは、「自分の存在を誰にも知られたくない。死んだと思ってもらえたほうがましだ。俺は哀れな人間なんかじゃない」と語っている。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

This article is a sponsored article by
''.