中国バスケットボール協会は、彼女のために専属のフィジカルトレーナー、理学療法士、ドクター、栄養士からなる専門チームを編成したそう。

長期的な育成計画は10年スパンで組まれており、2028年のロサンゼルスオリンピックを明確な目標に据えている。

彼女は試合前のウォーミングアップではチーム全体の戦術確認やレイアップ練習には参加しない。

専属コーチの付き添いのもと、単独でストレッチを行う。他の女子選手ではジャンプが必要な高さであるバックボードをつかんで両手で体を伸ばすストレッチもする。

中国バスケ界は、極めて稀有な身体的特徴を持つ彼女に対して、不器用なほど忍耐強く向き合っているとのこと。

合宿期間中には減量に成功。それによって、ベースラインでのターンアラウンドを0.6秒も短縮した。

真摯にバスケに向き合っている彼女は、「まずは若い選手として、学ぶつもりで臨みました。チームに多少なりとも貢献できたかなと思います。チームに貢献できるように一層努力して学んでいきたいです」などとコメント。

そのうえで、何か欲しいものがあるかと聞かれると、「マグネットとマスコット」と無邪気さも見せていたとか。

彼女の母であるユー・インも身長198センチを誇り、かつて中国女子バスケ代表のセンターとしてプレーした選手。1998年にドイツで行われたワールドカップに出場し、娘と同じコートに立った。

チャンは「まずは母に感謝したいです。母と同じコートでプレーできることをとても光栄に思います」と謙虚な言葉を口にしていたそう。

現地では「28年の時を超えて、二世代にわたる女子バスケ選手が同じ国際大会のコートに立つ。その継承は、どんな試合の勝敗よりも重みのあるもの」とも伝えられていた。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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