ランニングとフィットネスを組み合わせた世界規模のインドアスポーツとして注目が高まっているHYROX。
計8キロのランニングと8つのワークアウトを交互に行うというものだ。
先日、北京でHYROXの大会が行われたが、女子選手が便失禁をきたしながらも競技を続行したことが物議を醸すことになった。
オーストラリアのジョアンナ・ヴィエトリクは、16~24歳部門の競技中に失禁したものの競技を続けた。22歳の彼女は、女子ソロ種目の世界記録保持を持つ実力者。
ただ、他の競技者に健康上のリスクを及ぼしたとして、ネット上で激しい批判を浴びている。
その後、HYROXは声明を発表。「生物学的汚染物質および医療処置に関する明確な手順が定められている。今回のケースでは、エリート競技と一般参加者を対象に策定されたプロトコルの境界が曖昧になるという予期せぬ事態が発生し、それらの適用方法や解釈に不透明さが生じた」としつつ、暴力的な脅迫行為には法的措置を講じる構えも見せた。
ただ、HYROXに参加するつもりだったという看護師は「看護師という立場から見て、選手が排便しながら競技を続け、コース上にそれを撒き散らすことを許容したという事実は、極めて深刻な懸念を抱かせる。基本的な衛生・公衆衛生の観点から言えば、選手は直ちに競技を停止させられるべきだった」と指摘。
また、『People』によれば、北京大会に参加した選手も「あの状況にさらされた人々は、身体的・心理的に深刻な影響が出る可能性がある」として賠償を求めたという。
そうしたなか、HYROXの共同創設者モリッツ・フュルステは「レース中に即座に対応しなかったという過ちを犯した」、「直接的・間接的に影響を受けたすべての方、状況が適切に処理されなかったと感じたすべての方にお詫びする」と謝罪声明を出すことになった。
筆者:井上大輔(編集部)
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