日本代表MF田中聡にスタメン定着のチャンスだ。

17日に発表された日本代表のメンバーに名を連ねた24歳の田中。湘南ベルマーレU-18出身で2020年にJ1デビューを果たすと、豊富な運動量を生かして存在感を発揮。2022年夏からベルギー1部のKVコルトレイクへ半年間の期限付き移籍をした。

2025年にはサンフレッチェ広島へ完全移籍し、タイトル獲得に貢献してJ1ベストイレブンにも選出された。2025年12月にフォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ2部)へ移籍して2度目の海外挑戦を果たすと、今夏にブンデスリーガ昇格となったシャルケに完全移籍した。

シーズン開幕戦のアウクスブルク戦はベンチにとどまったが、先発していたMFロン・シャレンベルクがレッドカードを受けると、次節から同選手が出場停止の影響もあってスタメンに抜てき。するとすぐさま躍動し、ブンデスリーガ第2節のバイエルン・ミュンヘン戦では攻守に奮闘して、0-0の引き分けに貢献。第3節ウニオン・ベルリン戦でも先発フル出場を果たし、3-1の勝利をつかむなど、2試合連続で先発した。

『Bild』はこうした状況から、ミロン・ムスリッチ監督は「非常に難しい決断を迫られている」と指摘。シャルケは今月21日にSVエルフェアスベルクと対戦するなか、シャレンベルクと田中のどちらかを先発させるか悩んでいるだろうと、状況を考察した。

シャルケではMFスフィアン・エル・ファウジがボランチの一角として不動の地位を築いているなか、「シャルケはアウグスブルクでの開幕戦(0-3)での敗北時よりもはるかに安定したプレーを見せた。田中の貢献は大きかったと言えるだろう」としつつ、「エル・ファウジと共に、彼は精力的な中盤のコンビを形成した。昇格したばかりのチームにおいて、彼は特に相手がボールを保持している時に、非常に大きな恩恵をもたらしている。エル・ファウジ(1試合平均12.9km)と田中(1試合平均12.8km)は共に驚異的な走行距離を記録している。ムスリッチ監督が、チームで最も勤勉な2人のうちの1人を欠くことを望むのかどうかは今後次第だ」として、田中が再び同選手とコンビを組むのではないかと推測した。

ムスリッチ監督は田中を、ピッチ内外で欠かせない「キープレーヤー」だと称賛しているなか、シャレンベルクの出場停止が解除される次節で、選ばられるのはどちらの選手か。この一戦で田中がスタメンを勝ち取り、確かなパフォーマンスを披露できれば、スタメンの座を確固たるものにできるかもしれない。

筆者:本田建(編集部)

写真提供:Getty images

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