ボルシアMGに所属する日本代表FW町野修斗が、新監督就任をきっかけに先発争いへ本格的に食い込もうとしているようだ。

『Rheinische Post』などによると、あらたにボルシアMGの指揮官となったアレクサンダー・ブレッシン監督は就任時に「すべてはゼロから」と宣言したという。そして「誰もがトレーニングや試合で自分を示すことができる。ケルンとのダービーでは、誰にでもピッチに立つチャンスがある」と、リーグ再開に向けて選手たちに競争を促したという。

この言葉は、前任のオイゲン・ポランスキ監督の下で出場機会が限られていた選手たちにとって大きな追い風となっている。その代表格がロビン・ハックと町野であるとのこと。

ブレッシン監督の初陣となったスポルトフロインデ・ジーゲンとのテストマッチでは、ハックが先制点を記録。そして町野は後半に2ゴールを奪い、3-0の勝利に大きく貢献した。

町野は52分、素早く再開されたフリーキックからボールを受けると、左足で冷静にゴール隅へ流し込んで追加点。さらに試合終盤にも鋭いクロスに合わせてネットを揺らし、複数得点を決めることに成功した。

今回の代表ウィークは、町野にとって普段とは少し違う意味を持っているという。今回は日本代表から招集されなかったため、クラブに残ってブレッシン監督のもとでトレーニングに集中できた。

2025年夏にホルシュタイン・キールから加入して以降、町野はボルシアMGでまだ絶対的な主力の座を確保できていない。今後リーグ戦で出場時間を増やすためには、この新体制発足のタイミングで存在感を示す必要があった。

一方で、前線の競争は激しい。ブレッシン監督自身も「前線には多くの選択肢があり、さまざまな形を選べる」と話している。とはいえ、監督交代によって序列がリセットされた直後に結果を残した意味は大きいともいえる。

町野は以前、キャプテンのケヴィン・ディクスからPKを譲り受けず自ら蹴ったことが話題になったこともあったが、今回は純粋にプレーでポジティブな注目を集めている。

ボルシアMGは4日にザンクト・パウリとのテストマッチを控えており、町野にとってはリーグ再開後の先発入りへ向けた重要な試合になりそうだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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