今回の問題は中国国内でも『推し活の過激化』として、深刻に受け止められているようだ。

「選手起用やオーダー編成に対してファンが異なる見解を持つこと自体はごく当たり前のことだ。

だが、その不満を、待ち伏せや公の場での罵倒といった過激な行動へと変える人間がいる。こうした行為は議論の範疇を逸脱しており、法律や公序良俗の一線を越えるものだ。

ネット上で対立を煽り、現実世界で集団となって不満をぶつける…これこそが、スポーツの『ファンサークル化』の典型的な特徴である。

さらに心を痛めるのは、今回の騒動に関与した人物の中に未成年者が含まれていたこと。

ファンカルチャーの乱れを是正するには、事後の責任追及だけでなく、多方面からの取り組みが必要。プラットフォームは責任を全うし、対立を煽るようなPV稼ぎの連鎖を断ち切るべきだ。

学校や家庭は青少年のメディアリテラシー教育を強化し、子供たちが真のスポーツマンシップを理解できるよう導く必要がある」

中国卓球協会は、エスカレートする過激な行動に対して、会場への立ち入りを禁止するNGリストの作成も検討しているという。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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