「コメントは二分された。

まず、「男から見てもかっこいい」、「真のスポーツウーマン」といった称賛が殺到。彼女は拍手にふさわしい十分な資格があった。

ただ、肯定的な見方ばかりではない。最も目立ったのは健康への懸念だった。

「生理ではなく不正出血(月経以外のタイミングでの出血)」、「3週間も経っていないのは正常範囲ではないので、病院に行ったほうがいい」との指摘もあった。

「推奨したり、拍手を送ったりしたくない」、「またこういう人が出てくる」、「体に異常を感じたらやめるべき」、「痛みを我慢して走るのがエリートではない」、「一般人は真似してはいけない」といった反応も寄せられた。

先日の愛知・名古屋アジア大会の男子マラソンで、足が裂け、血まみれになったシューズのままゴールラインを駆け抜けたパク・ミンホ(国軍体育部隊)の闘志も、似た文脈で捉えることができる。

もちろん、彼らにとって「諦める」という選択肢はないだろうし、韓国代表として国を背負って走る選手を、一般のランナーと同じ基準で評価することはできない。

一部で懸念されているのは、こうしたエリート選手たちの闘志が、盲目的なものとして映りかねないという点だ。彼らはランニングを職業とするプロであり、専門的な体力管理を行い、日々トレーニングに専念している。

それにもかかわらず、彼らでさえ予期せぬ事態によって危険にさらされることがあるのだ。彼らが立ち止まらないからといって、一般人がそれを真似できると考えてはならない」

韓国ではコロナ禍におけるランニングブームで競技人口が爆発的に増えたそう。

ただ、9月のマラソン大会で46歳の男性が心停止で死亡。また、今月にもハーフマラソンで20歳女性が死亡する出来事があったばかり。

そういったことから、パク・ソヨンに対する反応も割れているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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