【EURO's Stars】トマーシュ・ロシツキー

EURO2012の開幕が迫る中、本企画ではQoly編集部推薦のタレントたちを紹介。誰もが知るスタープレーヤーから知る人ぞ知る逸材まで取り上げるので、是非大会観戦の予備知識としてもご利用ください。

帰ってきたモーツァルト

名前	トマーシュ・ロシツキー Tomaﾅ｡ Rosicky
国籍	チェコ
出身地	プラハ(チェコ)
生年月日	1980/10/4
身長/体重	179cm/68kg
所属チーム	アーセナル
主なポジション	OH/CH

チェフと並ぶチェコ代表の顔で、ドルトムント時代は「小さなモーツァルト」と称された、華麗なテクニックが持ち味の攻撃的MF。怪我で2008年1月から一年半以上ピッチを遠ざかり、一時は現役引退も囁かれたが、2009年7月に復帰。今予選ではプレーオフを含め11試合に出場し、キャプテンとしてチームを5大会連続のEURO出場へと導いた。

怪我から復帰後、しばらくは以前ほどの輝きが見られず、年齢のこともありピークは過ぎたかと思われた。しかし2011-12シーズン、セスク、ナスリという主力が抜けたアーセナルの中盤でより重要な役割を担うようになると、自身のキャリアでもトップクラスのパフォーマンスを披露。それを見た他クラブから高額のオファーが届いていたものの、今年3月にアーセナルとの契約延長を発表した。

プレミアリーグ最終節のWBA戦で負ったふくらはぎの怪我が長引き、直前のテストマッチをすべて欠場したが、EURO開幕を前に復帰。「グループAの本命」と語るロシアとの初戦では、アーセナルの同僚、アルシャヴィンとともに背番号10＆キャプテンマークをつけてピッチに立つ姿が見られそうだ。