6月4日、イタリア・セリエAのエンポリは「マウリツィオ・サリ監督が辞任することになった」と公式発表した。

マウリツィオ・サリは1959年生まれの56歳。プロ選手としての経験は全くないものの、かつては銀行の支店長を務めながらアマチュアとしてプレーし、指導者としても下部リーグから徐々にステップアップしてきた叩き上げの監督である。

エンポリには2012年に就任し、初年度はセリエB4位に入ったもののプレーオフで敗退。昨季2位で昇格を果たし、自身初のセリエAでの指揮を経験することになった。

今季は15位と結果はあまり出ていないものの、魅力的なフットボールをしていると各方面から高い評価を受けており、ナポリやミラン、サンプドリアの監督候補にも挙がっていた。

契約は2017年まで結んでいたものの、記事によれば4日に行われた会議においてサリ監督自身が退任の意向を発表し、クラブがそれを受理することになったとのこと。

なお、後任についてはまだ未定となっており、さらにサリ監督自身がどこのクラブに移るのかも分からない状態である。

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