これまで「反・人種差別」、「反・暴力」など、様々な問題がサッカー界で論じられ、選手達がメッセージの入ったバナーを手にしながらピッチに入場するという光景は、もはや日常的になった感があるだろう。そして、今回、テーマに選ばれたのが「反・飢餓」である。
EPFL(欧州フットボールリーグ協会)に属する欧州16か国、全314クラブが中心となり、24、25日に行われたリーグ戦で「反・飢餓」を訴えるキャンペーンを実施。電光掲示板にルーカ・トーニ、ラウール・ゴンサーレス、レネ・アドラー、ジョアン・モウティーニョ、ギャリー・ネヴィルの5選手が参加したTVCMが流れただけではなく、スタジアムによっては、周囲の会場で当キャンペーンの参加を促す署名活動も行われたようだ。
ちなみに、この運動自体は、2009年3月にも「サッカー飢餓撲滅マッチデー」というものが開催されたことがあるように、真新しいものではないが、昨年のそれよりも規模は大きくなっており、そろそろUEFAやFIFAを巻きこんだ大プロジェクトになるのではないかという見方もある。たしかに、“良い事好き"のFIFA会長ジョセフ・ブラッターが食いつきそうな感はあり、今後の動向にも注目したい。
なお、当運動は、10億人に上るひとたちが飢餓の中で生活しているとも言われているこの現状を、国際連合を通じて政治家に訴えていくということが最大の目標のようだが、署名活動は、WEBでも受け付けを行っており、興味を持たれた方は是非チェックして頂きたい。
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(筆:Qoly編集部 T)