2010年10月28日(木) - ディックス・スポーティング・グッズ・パーク
Colorado Rapids
1
1-0
0-0
0
Columbus Crew
マストロエーニ 23'
得点者



西地区5位のコロラド・ラピッズと東地区2位コロンバス・クルーによる東地区のセミ・ファイナルはコロラドが前半の1点を守り切り、第1戦を制した。

中盤とセンターバックの間をケイシーに上手く使われて基点を作られ、カミングスのスピードで最終ラインの背後を再三狙われた前半のコロンバスは1失点で済んだという低調な出来。選手間に距離があり、長いボールが増えて攻撃の軸であるスケロットになかなかボールが渡らないコロンバスから、コロラドはカミングスの折り返しにマストロエーニが飛び込んで先制に成功する。後半のコロンバスはエクポをボランチに下げ、ゲイヴンを左サイドに回したことで攻撃の際の起点と守備の際のスペースをケアできるようになり、戦いは安定したがこの日は2トップが精彩を欠き、反撃はその2人を入れ替えてからと遅いもの。終盤は一方的に攻め込んだが最後までゴールを割ることができなかった。前半から一転、後半の展開は勝てて良かったという印象のコロラド。前半に追加点を奪えていればもっと楽な試合運びができていただろう。

日本人・木村光佑は右サイドバックとして先発。パスミスが1本(厳しく見れば2本)あったものの、積極的なオーバーラップで再三クロスを供給するなど豊富な運動量と高い集中力で攻守に精力的なプレーを見せた。しかしコロンバスのパワープレー対策だろうか、試合終了間際に大柄なセンターバックのボーデと代えられ、フル出場はならなかった。こういう拮抗した試合こそ最後までピッチに立っていてほしいものである。次戦に期待しよう。

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