2010年11月21日(日) - パルケ・デ・ジョゴス・コメンダドール・ジョアキム・デ・アウメイダ・フレイタス
Moreirense
0
0-0
0-1
1
FC Porto


得点者
75'
ファルカオ


タッサ・デ・ポルトガル(ポルトガルカップ)は4回戦を迎えた。ここで32チームが戦い、勝利した16チームが5回戦に駒を進める事となる。

現在2部10位に付けているモレイレンセはホームに集まった大観衆のもとで健闘を見せたが、強豪FCポルトの前に一歩及ばず惜しくも敗北を喫した。

モチベーションが感じられずスロースタートとなったポルトに対し、モレイレンセはキックオフ直後から果敢に戦った。テンポの速い展開と精力的なコンタクトプレーで序盤は試合を優位に進める時間帯も。レナトのトリッキーなドリブルや、アンチョウエトのスピードを武器に、勝利への意欲を見せた。しかしさすがに力の差がある相手とあって、徐々に20分あたりから劣勢に。後半はほぼ一方的に押し込まれる羽目になったが、体を張ったディフェンスでなんとか耐えた。

だが75分、ついにそれが破られてしまう。ベルスキの強烈なミドルシュートを許し、それがクロスバーに当たって弾かれたところをファルカオに拾われ、ゴールに決められてしまったのである。ポルトはサブにFWが少なかったこともあって今ひとつ攻撃が機能していなかった。そういう意味では、非常に勿体ない失点だった。

ポルトの側から見れば、相手を舐めてかかったがために相当な苦戦を強いられたゲームだったと言える。序盤は運動量が少なく、出場機会の少ないウクラ、いつも戦っているフッキがいくらドリブルで仕掛けてもサポートがなく、数人に囲まれてにっちもさっちも行かない状態だった。徐々にエンジンは掛かってきたが、前線に起用したヴァウテルが完全に試合から消えており連携が乏しかった。さらにヴァレラ、マリアーノの離脱で、切り札もベンチに温存したファルカオただ一人。そんな状態の中で、90分で勝利を得られたのは幸運だったという他ない。

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