ここまでグループ3位のビジャレアルはグループリーグ突破に向けて勝利が欲しい。一方、2位につけるディナモ・ザグレブは引き分けでも御の字か。

ビジャレアルは序盤のピンチをディエゴ・ロペスの体を張った守りで防ぐと、20分過ぎにエリア内でM・ルベンが倒されPK獲得。ロッシがこのPKを決めて先制すると、カニ、バレーロらと頻繁にポジションチェンジを繰り返しピッチを自由に動き回るカソルラが攻撃を牽引。一方のディナモ・ザグレブは序盤こそビジャレアルゴールに迫ったが、その後は攻撃の形に苦しみ前半終了のホイッスル。

後半もビジャレアルペースで試合は進み、62分にM・ルベンが交代直前にEL2戦連続となるゴールで追加点をあげる。相変わらず良い攻撃ができないディナモ・ザグレブに対し80分にもロッシがこの日2点目となるゴールを決めて、完全に勝負を決める。ロスタイムにセナのPK失敗があったものの、ホームで完勝したビジャレアルが一躍グループ首位に踊り出た。一方、キャプテン ビシュチャンの退場などいいところなく敗れたディナモ・ザグレブは残り2節で3位に転落。

また、左SBの負傷が相次ぐビジャレアルはカタラが出血するシーンにヒヤリとさせられたが、無事に試合復帰、大事に至らずに済み一安心か。

（筆：Qoly編集部 I）

Tweet

シェア

Check