先日、FCアンジ移籍後初ゴールを決めたロベルト・カルロスだが、ロシアのテレビ番組でちょっとした失態を見せてしまった。

【終わりよければ全てよし?】


ただ、そんな赤っ恥よりもこの番組に彼が出演をすることになった理由にこそ意味がある。

先ごろ、FCアンジは癌に苦しむ子供たちを救うための慈善基金”Фонд Подари жизнь(Give Life Foundation)”と協力関係を結んだ。アンジのユニフォームには”Подари жизнь(以下、Give Life)”のロゴが入るが、バルセロナとunicefのケース同様にスポンサー料を得るのではなく収益金を”Give Life”側に支払う形になる。


アンジのホームスタジアムでのチケット収入と選手の給与の一部が基金へ送られることになっていて、すでに薬剤や機材購入資金として60万ルーブル(約180万円)が寄付されている。アンジの本拠地マハチカラがあるダゲスタン共和国はロシア連邦内でも最貧地域のひとつとされ、”Give Life”はモスクワや外国での治療が必要な子供たちへの支援も行うということだ。

アンジと”Give Life”の両者はこれまでも免疫不全に陥った10歳の男の子の治療費30万ルーブルを今シーズンの開幕戦のチケット収入から集め、全選手のサイン入りのユニフォームとビデオメッセージを少年に贈るなどの活動も行っている。また、”Give Life”は病と闘う子供を励ますためにフース・ヒディングに協力を求めるなどフットボール界とのつながりを持つ団体でもある。


【右側の女性がChulpan Khamatovaさん】

このような出来事があって、さきの番組のゲストとして”Give Life”の創設者であるChulpan Khamatova(女優業もこなす)さんやロベルト・カルロスを含め4人の関係者が迎えられた。ロベルト・カルロスが招待されたのはアンジのキャプテンを務めるほか、長らく慈善活動に対し積極的に取り組んできた功績も加味されてのことだ。


【TV番組ロングver.、ロベカルの出番は12分前後から】


【ディナモ・モスクワ戦での初ゴール】


(筆:Qoly編集部 I)

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