2011年6月19日(日) - ロバート・F・ケネディメモリアルスタジアム(ワシントンDC)
Jamaica
0
0-0
0-2
2
USA




得点者
49'
80'
ジョーンズ
デンプシー

父親が軍人のジョーンズは軍隊式の敬礼で、父の日に自身の代表初ゴールを捧げた

グループリーグを無失点で3連勝と、完璧な内容で首位通過を果たしたジャマイカだが、アメリカはこれまで17戦で1度も勝ったことがない鬼門の相手。この試合でもその苦手意識を払しょくすることが出来なかった。

試合開始から12分でアメリカはエースのアルティドールを負傷で失ったが、ボブ・ブラッドリー監督が「当初から私達は良い仕事をし、ゲームをコントロールすることが出来た」、またジャマイカのウィットモア監督が「最初の25分間で、我々は落ち着きとボールポゼッションの面でリズムを得られなかった」と語ったとおり、時間の経過とともにアメリカがペースを握り、ゴールへ迫る。前半こそジャマイカのGKリケッツの好セーブで得点を奪えなかったものの、後半すぐ、ジョーンズのシュートがジャマイカのDFテイラーに当たってコースが変わると、ボールはゴールへと吸い込まれた。反撃に転じたいジャマイカだったが67分、テイラーが今度はラフプレーにより一発退場と波に乗れず、アメリカが終盤、負傷のアルティドールに代わって入ったアグデロのお膳立てからデンプシーが決めて突き放した。

今大会はゴールドカップのグループリーグで初めて敗北を喫すなど調子が上がらず、一番最後に決勝トーナメント行きを決めたアメリカだったが、この試合は完勝でジャマイカ戦の無敗記録を18に伸ばし、6大会連続で準決勝進出。対照的にグループリーグで素晴らしい試合を披露したジャマイカはまたしても“アメリカ”という呪縛の前に成す術なく敗れ大会を去った。

(筆:Qoly編集部 H)

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