欧州でもトップクラスの突破力を誇るアルゼンチン代表ウィンガー。やや独善的なところはあるが、シュートを含めた鋭い足元の技術とドリブルの仕掛けなど攻撃センスに溢れる。

2007年ワールドユースでは当初控えだったが、その後トップ下のレギュラーを掴んだ。2008年の北京五輪では鋭いドリブルとインスピレーションあるプレーで存在感を発揮し、決勝戦でも決勝点を奪取。2010年W杯にも主力として出場するなど順調にキャリアステップを踏んできたように思えるが、サイドバックだったというロサリオ時代には大成しないとコーチに云われたことで発奮したそうだ。

マドリー移籍後はベンフィカでは見られなかった守備や運動量においての貢献もみせ、自国開催のコパ・アメリカ2011ではグループリーグ第3戦のコスタリカ戦にインサイドハーフで先発起用されると、試合を決定づける3点目のゴールを決めた。

どことなくモアイ像を彷彿とさせる顔をしている。