2000-01シーズンのスクデット以降も、セリエAで6度の2位、2006年と2007年にはコッパ・イタリアを連覇するなど、イタリア屈指の強豪クラブとなったローマ。ラニエリ監督就任2年目の昨季も当然優勝争いが期待されたが、今年2月のジェノア戦でショッキングな逆転負けを喫し、ラニエリ監督は辞任。後を受けたモンテッラの下で迎えた終盤戦、トッティが奮起してみせたものの、地元のライバル、ラツィオを下回る屈辱の6位でシーズンを終えた。


4月にイタリア系アメリカ人の実業家、トーマス・ディベネデット氏によって買収されたローマは、シーズン終了後、退任したモンテッラに代わりバルセロナBの監督を務めていたルイス・エンリケを招へい。2年契約を結び、“新生ローマ”の土台作りを託している。


クラブ初の外国人オーナー、ディベネデット氏。ボストン・レッドソックスの株主でもある。


ルイス・エンリケ監督は会見で、「ポゼッションを重視したサッカーを目指す」と語った。



ローマといえば、近年はDiadora、Kappaというイタリアの2メーカーがしのぎを削ってきたクラブとして有名。1997~2000年、2003~2007年がDiadora、2000~2003年、そして2007年以降がKappaと、3、4年周期で入れ替わっていたが、Kappaとは現在2017年までの長期契約を結んでおり、Diadoraの出番は当分なさそうだ。一方で、新オーナーは「ASローマ」を世界的に展開していくことを目指しており、水面下でNikeやadidasと交渉中という噂も伝わってきている。


【ホーム/Home】


【アウェイ/Away】


【サード/Third】


【GK】



ローマの2011-12モデルは、ホームの首まわりが特徴的なほかは特に変化のないデザイン。胸に入っているイタリアの大手通信会社「WIND」のロゴが5年目を迎えたことも、この“安定感”に拍車をかけていると言えるだろう。


(筆:Qoly編集部 O)

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