シャフタールの指揮官ミルセア・ルチェスクはアウェーでのSCタフリヤ戦後、女性線審Natalia Raczynski(Rachynskoy)さんに歩み寄りバラの花束を手渡した。


66歳のルーマニア人監督はなぜ花束を贈ったのか。それを知るには3ヶ月ほど遡る必要がある。

7月24日、ホームで逆転勝利を収めたカルパティ戦後、ルチェスクはこの試合で線審を務めたNataliaさんのジャッジを露骨に非難した。誤ったオフサイドの判定によりゴールが“殺された”、「女性審判は感情的すぎて信用ならない」と。

この発言は地元メディアから「性差別的だ」として批判され、後日ルチェスクは発言は誤解されたものと釈明するはめになった。そして、このたびNataliaさんに直接謝辞を述べることになったのだ。

国内リーグではディナモ・キエフと並び首位を走るシャフタールだが19日にはCLゼニト戦が控えており、今回の行動にはそれを前に禊を落としたいという指揮官の気持ちがあったのかもしれない。

(筆:Qoly編集部 I)

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