一見、デタラメに描かれたように見えるこの背番号だが、そこにはちゃんとした理由がある。
先頃、フラメンゴは所属するフットボーラーや水泳選手、ボート選手など多数の関係者をガーヴェアにあるクラブ施設に集めて行った会見でUnicef(国際連合児童基金)とパートナーシップを締結したことを発表した。
この会見でフラメンゴの会長パトリシア・アモリム女史は「このような取り組みのパイオニアとなることができて嬉しく思います。他のクラブも追随してくれることを願っています」と語り、Unicefの取締役であるアンソニー・レイク氏は「パワーとエネルギーに満ち溢れた世界に誇るビッグクラブとこのような協力関係を築けて嬉しい。フラメンゴの多くのサポーターがすべての子どもたちを平等に扱おうというメッセージを国内外で広めてくれれば幸いです」と話した。
4千万人ものファンを持つといわれるフラメンゴはクラブに所属するアスリートたちを動員して子供たちの権利を保護し、社会的責任を果たすためのキャンペーンを展開することも約束した。
青少年の権利保護実現に取り組むUnicefの精神に共鳴し、パートナーシップを結ぶことになったフラメンゴのユニフォームには今後unicefのロゴが入ることになる。
さらに、キャンペーンの一環として今週末のクルゼイロ戦ではUnicefによって選ばれた子供たちが描いた背番号をつけてフラメンゴの選手たちはプレーする予定になっており、最初の写真で紹介した25番はそのうちのひとつ。
また、この試合でフラメンゴイレブンは子供たちと一緒にピッチに入場することになっていて、上述のイベントには残念ながら出席できなかったチームのアイドル、ロナウジーニョは12人が犠牲となった今年4月リオデジャネイロの公立学校で起きた銃乱射事件の生存者エドソン・アウヴェス君(14歳)とともに登場する予定。
(筆:Qoly編集部 I)