AFC（アジアサッカー連盟）は9日、2011年のアジア年間最優秀選手賞候補10名のリストを発表した。

10名の候補者は以下の通り。

Source: AFC

日本からは今年のアジアカップ優勝メンバーである本田圭佑、香川真司が最終候補に残っているが、おや？と思われた方もおられるのではないだろうか。

実は今年9月に発表された2011年度AFC年間最優秀選手賞候補15名には乾貴士（ボーフム）の名前はあるものの、香川真司は含まれていなかったのである（香川の他にもバーレーンのイスマイル・アブドゥラティフ、イランのアンドラニク・テイムリアンも今回追加されている）。

そもそも9月の発表時、乾の選出に対して日本のサッカーファンからは

1.今年代表で活躍していないこと（アジアカップのメンバーにも含まれていない）

2.セレッソでACLを戦ったものの、途中でドイツへ移籍していること

などを理由に香川と間違えたのでは？という憶測が飛んだが、その後、選手の変更があったという情報は確認していない（情報をお持ちの方はお寄せいただけると幸いです）。もっとも同賞は近年、表彰式へ参加できる選手が対象となったことで昨年にも候補者だった本田が辞退するなど、選考の基準が曖昧でその価値を疑問視する声が上がっており、今回の件も“らしい”といえばらしいのであるが・・・。

ちなみに今年のAFC年間最優秀選手賞は11月23日にマレーシアのクアラルンプールで発表される予定だが、本田のCSKAモスクワは22日にチャンピオンズリーグのリール戦が、香川のドルトムントも23日に同じくチャンピオンズリーグのアーセナル戦が控えている。怪我で離脱中の本田はその回復次第だが、もし、例年通り表彰式出席が受賞の条件であるならばアジア王者になった日本から今年も選出されないことになるだろう。

（筆：Qoly編集部 H）