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昨日16日、AFCの公式サイト上にアジア女子年間最優秀選手賞候補3人が発表され、澤穂希、海堀あゆみ(ともにINAC)、宮間あや(岡山湯郷)と日本人選手が独占した。澤と宮間は10月に発表されたFIFA女子年間最優秀賞選手候補に続く選出となる。

ドイツW杯での優勝に続き、ロンドン五輪アジア予選でも首位通過を果たした“なでしこジャパン”の人気に陰りはまだまだ見られない。それでも、いずれは冷める“ブーム”や“フィーバー”といった現象を冷静に受け止め、確かな結果を残すことで着実に土台を築く彼女たちに危機感はあれど慢心はないだろう。いや、慢心していられないほど現在の日本女子サッカー界の勢いは凄まじいのである。“リトルなでしこ”と称される世代別の日本女子代表は、10月に行われたAFC U-19女子選手権、さらに今月行われたAFC U-16女子選手権で優勝。U-19女子選手権では京川舞(常盤木学園)が得点王と大会最優秀選手に、また、U-16女子選手権では成宮唯(JFAアカデミー福島)が大会最優秀選手に輝くなど、“なでしこ”の狭き門を巡る女・戦国時代の到来を予感させる若年層の充実ぶりだ。

たった3ヶ月の間にA代表、U-19代表、U-16代表と、アジアを完全制覇し、各世代で無敗。U-16代表にいたっては無失点という無慈悲なほどのこの強さ、来年は世界の舞台で見せてもらおう。

(筆:Qoly編集部 H)

【ロンドン五輪女子 アジア最終予選】

順位チーム名勝点試合得失
1 日本 13 5 4 1 0 8 2 +6 五輪出場
2 北朝鮮 11 5 3 2 0 10 3 +7 五輪出場
3 オーストラリア 9 5 3 0 2 8 4 +4
4 中国 5 5 1 2 2 2 2 0
5 韓国 4 5 1 1 3 7 7 0
6 タイ 0 5 0 0 5 1 18 -17

【AFC U-19女子選手権2011】

順位チーム名勝点試合得失
1 日本 13 5 4 1 0 13 3 +10 U-20W杯出場
2 北朝鮮 12 5 4 0 1 13 3 +10 U-20W杯出場
3 中国 8 5 2 2 1 7 8 -1 U-20W杯出場
4 韓国 7 5 2 1 2 11 9 +2
5 オーストラリア 3 5 1 0 4 7 12 -5
6 ベトナム 0 5 0 0 5 5 21 -16

大会MVPと得点王をW受賞の京川舞

【AFC U-16女子選手権2011】

順位チーム名勝点試合得失
1 日本 15 5 5 0 0 18 0 +18 U-17W杯出場
2 北朝鮮 12 5 4 0 1 14 1 +13 U-17W杯出場
3 中国 7 5 2 1 2 11 4 +7 U-17W杯出場
4 韓国 7 5 2 1 2 7 7 0
5 オーストラリア 3 5 1 0 4 4 9 -5
6 タイ 0 5 0 0 5 0 33 -33

大会MVPの成宮唯

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