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11月25日、東および中央アフリカ地域の11カ国で構成されるCECAFA(Council for East and Central Africa Football Associations)の王者を決める大会、CECAFAチャレンジカップが開幕した。

今回は開幕までに紆余曲折があった。当初招待されるゲスト国の候補は前回参加したコートジボワールとザンビアの他に南アフリカ、マラウィが挙げられていた。しかし来年1月に開催されるアフリカ・ネイションズカップまでの期間が短いため、予選を突破しているコートジボワール、ザンビアは候補から外れた。

結局招待状はマラウィに送付されたものの、これも一旦は資金不足、準備期間不足を理由に断られてしまう。何とかCECAFA側が経費の一部を負担することを条件に参加の約束を取り付けたが、これでトラブルは終わらず。

今度は参加予定だったエリトリアが資金不足を訴えて辞退(本当は政権側が亡命者が出ることを恐れたためであろう、と言われている)。このために急遽参加を打診されたのはナミビアであったが、彼らも国内リーグの予定を変更しなければならなくなるために断念。最終的には大会の直前にジンバブエの参加が決定し、何とかかんとか12カ国のメンバーが揃った。

辛うじて開催に漕ぎ着けた大会は12カ国が3グループに分かれて1次リーグを戦い、上位2チームと3位の中の成績上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

Aはホスト国であり前回王者のタンザニアが入るグループ。おそらく力で劣るジブチが草刈り場となり、他3チームが上位を争う展開となる。チームの格としてはジンバブエが他を圧倒しているが、欧州組は完全に不在、参加が決定したのもほとんど直前という状態でどこまで力を発揮できるか。

そしてBの本命はウガンダの一択。他のブルンジ、ザンジバル、ソマリアの3チームとは大きな力の差があり、まず3位以下に落ちることはないだろう。もう一つの候補を挙げるとすれば、長く低迷期にあったものの先日のネイションズカップ予選から好調を見せているブルンジであろうか。開幕戦ではソマリアを圧倒し4-1と快勝している。

グループCは「死のグループ」と言われる厳しい面子。スーダン、ケニア、マラウィは実力伯仲。格ではやや上回っているマラウィはゲスト参加のため、100%の状態ではない。やや力では劣るエチオピアも、先日のアフリカ・ネイションズカップ予選でナイジェリアと引き分けるなど成長を見せており、曲者である。

この後大会は12月3日までグループリーグが行われ、決勝戦は12月10日に開催される予定となっている。

(筆:Qoly編集部 K)

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