2012年1月27日(金) - スタッド・ダンゴンジェ(リーブルヴィル)
Niger
1
1-1
0-1
2
Tunisia
ウィリアム
8'
得点者
4'
90'
ムサクニ
ジェマー


ニジェールのフィジカルサッカーに苦戦しながらも、チュニジアが終盤の得点で勝ち越して2連勝。ガボン対モロッコの試合結果次第ではあるが、決勝トーナメント進出が有力となった。

先制点は試合開始直後。アブデヌールからのパスを左サイドで受けたムサクニが思い切ったドリブル。自ら最終ラインを突破してシュートを放ち、幸先良くリードを奪った。

しかしその後は苦しい展開となった。前節のレポートでも書いたが、チュニジアは最終ラインを高く保って攻めたい志向を持つチーム。ニジェールは徹底的に長いボールを使ってマーズを走らせ、彼にマークを集めて他の選手を空けるというパワープレーを仕掛けてきた。

さらに先制からわずか4分で追いつかれてしまう。ハイボールがバウンドしたところをマスルティがジャンプするも、マーズが手を上げて競り合ってきた事でファンブル。こぼれたボールをウィリアムに押し込まれ、ハンドまがいの怪しげな同点ゴールを奪われた。

マーズの圧倒的なスピードにハギ、アブデヌールが苦戦し、ラインを上げれば裏を取られ、ラインを下げれば前線が孤立。モロッコ戦と同じようなジレンマに陥り、ボールは保持しながらも徐々にチャンスが失われた。

結局マーズの身体能力は試合を通して脅威であり続けた。ただ、幸いだったのは彼に決定力がなく、消耗が早かったことだ。何度もゴールに迫られたがシュートは枠を捉えることがなく、更なる失点を受けずに済んだ。

そして、後半にはニジェールの運動量が落ち、攻撃のスピードが緩くなってきたため、チュニジアにチャンスが巡ってきた。

そしてロスタイムまでまもなくとなった89分過ぎ、勝ち越し点が生まれた。イファのスルーパスに対して、ラインギャップを突いたジェマーが飛び出す。マークに来たモハメドを抜き、得意の左足でシュート。これが決勝点となった。

(筆:Qoly編集部 K)

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