ゴンサーロ・イグアイン、ヌリ・シャヒンらの去就が注目されているレアル・マドリーだが、実は退団が噂されているのは大物タレントだけに限った話ではない。彼らよりも「クラブを離れる可能性が高い」と見られているのが、アルバロ・モラタ(19歳)、ホセル(22歳)の両FWである。二人は共にマドリーの下部組織出身で、スペインのユース代表歴を持つなど、その将来性を期待されていたが、トップチームでは大きな壁を破れずに大苦戦している。

昨季にリーガデビューを飾ったモラタは、190cmを超える恵まれた体格を活かしたパワフルなプレースタイルと高い得点力で注目を集めつつも、Bチーム(マドリー・カスティージャ)レベルの域を脱せず。今季は国内リーグ戦で1試合の出場記録を残しているが、その数字が更新される気配は全くない。

また、モラタよりも3歳年上のホセルは、セルタへのローン移籍を終えた10/11シーズンにはコパデルレイでトップチーム初得点をマークし、今季も同大会でゴールを挙げるなど、限られた時間で結果を残しているが、こちらもモラタ同様にトップチーム定着の可能性が見えてこない現状だ。

現在のところ、モラタにはニューカッスル、ホセルにはリーガの中小クラブがオファー提示を検討していると言われ、ニューカッスルに関しては既に公式オファーを提示したとの報道もある。

マドリーが放出を決断するか否かは不透明ではあるが、このまま彼らの才能を燻らし続けるのであれば、早々と彼らにチャンスを提供するべきだろう。

(筆:Qoly編集部 T)

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