ドルトムントMFイルカイ・ギュンドアン。彼がブンデスリーガ財団を支援していることはご存じだろうか。ブンデスリーガ財団とは主に社会的プロジェクトを専門とする公益法人で、2009年1月にドイツサッカー協会によって設立された。フットボールの人気を利用して社会的な活動を広めていこうということが主な趣旨である。

今回ギュンドアンはブンデスリーガ財団が支援しているドルトムントのローベルト・ボッシュ財団に特別講師として招かれドルトムント学習センターを訪問。15人の子供たちの前に立ったギュンドアンは「勇気」について話し、社会に溶け込むことの重要性を子供たちと討論したようだ。「差別や偏見をフットボールの力を使って無くしたい。差別廃止が法廷の上だけでのみ叫ばれないような状況を作らなくてはいけない」とギュンドアンは述べている。

ドイツでは移民問題が社会問題となっており、他の国からの移民がドイツ社会に溶け込めないという課題を抱えている状況だ。トルコからの移民の子として育ったギュンドアンはこの移民問題の解決に向けて積極的に活動し支援している。現在はプレー面でも高い評価を受ける21歳のギュンドアン。移民の子としても子供たちに「勇気」を与えるプレーをこれからも期待していきたい。

(筆:Qoly編集部M)

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