マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンドのEURO2012のメンバー落ちが濃厚となった。現地時間16日発表予定のイングランド代表だが、『The Sun』によればマンチェスター・ユナイテッドのDFは、落選について代表新監督のロイ・ホジソンに問われ「Yes」と答えた模様。

ファーディナンドは今年で33歳。代表キャップ81を数えるベテランだが、2010年のワールドカップは直前の負傷で棒に振っており、落選が正式に決まればメジャー大会を2連続で参加できない事になる。ファーディナンドはホジソンから「若手を優先したい」と伝えられたと同紙は報じており、ホジソンはユナイテッドの監督、サー・アレックス・ファーガソンにも相談したと見られている。ファーガソンは「リオは4日に1度試合するのは厳しい」と答えたとのこと。

また、ピーター・クラウチ(ストーク・シティ)、マイカー・リチャーズ(マンチェスター・シティ)、フィル・ジャギエルカ(エヴァートン)、そして、カイル・ウォーカー(トッテナム)も落選となる見込みだ。他の当落線上の選手としてはチェルシーのジョン・テリー、そしてリヴァプールのアンディ・キャロルはメンバー入りすると見られている。

トッテナムのウォーカーは今季素晴らしい活躍を見せ、PFA年間最優秀若手選手に選ばれたが負傷により欠場する見込みで、リヴァプールのキャロルは最近の活躍によりクラウチを上回ったようだ。ロイ・ホジソンは昨日数人の選手に直接電話をかけ落選を伝え、マンチェスター・シティのマイカー・リチャーズにはイギリス五輪代表監督のスチュワート・ピアースがコンタクトを取ったとされている。

なお、ホジソンはチェルシーの選手達とは直接会ったようだ。テリー、アシュリー・コール、ギャリー・ケイヒル、そしてフランク・ランパードの4名とのことである。

(筆:Qoly編集部 N)

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