アレックス・モーガンが母校を訪問。後輩たちに熱血指導!
アメリカ女子代表のストライカー、アレックス・モーガンが母校ダイアモンド・バー高校に凱旋。母校の後輩達と一緒に汗を流した。
ESPNの番組『ESPNHS Pro Day』で母校を訪れたモーガン。高校を卒業したのは5年前の2007年だが、彼女の高校時代には良い思い出も悪い思い出もあったようだ。
モーガンは17歳の時に注目を浴びてアメリカ女子U-20代表チームの招集を受ける。しかし、男子の中学生チームとの練習中に後ろからチャージを受け、右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ってしまう。そのせいでシニアシーズンからの離脱を余儀なくされ、同時にU-20でプレーする機会も2008年の4月まで失ってしまった。
その後、モーガンはUCバークレーへ進学。大学内の女子チーム「ゴールデン・ベアーズ」で8ゴールを奪って脚光を集め、2年生時にはU-20女子代表の一員としてU-20女子ワールドカップに出場し、優勝を果たしている。また、2010年3月にはフル代表デビュー。10月の中国戦で代表初ゴールを奪っている。日本との女子ワールドカップ決勝戦では1ゴール1アシストの大活躍。世界的に脚光を浴びる選手となった。
後輩たちへの指導では自らの経験をふまえてウォーミングアップを入念に指示。軽いジョギングの後、もう一度ストレッチを行う様に指導した。トライアングルでのパス練習ではダイレクトパスの重要性を説き、限定されたスペース内での追いかけっこ、そしてシュート練習を行った。
またPK戦の極意も伝授。自らのアプローチを以下の様に語っている。
「私は絶対にGKの目を見ません。いつも3歩下がって、(GKから見て)2歩左に動きます。いつも蹴る前にどこへ蹴るか決めています。ボールをよく見て、足を振りぬき、決して蹴る方向は見ません」
母校でリフレッシュしたモーガン。ロンドン五輪ではなでしこジャパンの前に大きな壁として立ちふさがる事は間違いなさそうだ。
(筆:Qoly編集部 L)