「フランツ・ベッケンバウアーの息子が、ズラタン・イブラヒモヴィッチ?」
そんなことが起こりえる場所が地球上にあるはずもない。そう、ブラジルを除いて。
サッカー界の偉大なレジェンドでドイツの伝説的リベロ、もとい、ブラジルのレシフェに住むフランツ・ベッケンバウアーさんに男の子が生まれたのは今月3日のこと。待望の長男を得た彼は、自身が達成することができなかった“夢"を息子に託すことを早々に決めた。そこで選ばれた名前が、19日のEURO2012フランス戦で見事なジャンピングボレーを叩き込んだスウェーデン代表のエース、ズラタン・イブラヒモヴィッチである。
こちらが出生証明書。フルネームは“Zlatan Ibrahimovic Lima da Silva"
一方、奥さんはこの名前に大反対。一時は裁判沙汰になりそうだったようだが、女性を口説くのは得意?なベッケンバウアーさんがなんとか説き伏せ、ここに「ブラジルのズラタン・イブラヒモヴィッチ」が誕生した。
ベッケンバウアーさん一家
「将来はサンタクルスの選手となってスポルチ(ライバルチーム)を負かしてほしい」と、ミランやバルセロナではなく自らが熱狂的にサポートする地元クラブの名前を挙げたベッケンバウアーさん。
さて、小さなズラタンくんの未来はいかに?