「最初から苦しい戦いに直面しているのだ」
7月17日、UAE1部リーグのアル・ワスルは事前の報道通りブルーノ・メツ新監督の就任を発表した。契約期間は2年。給与の額は明らかにされていない。
中東に精通しているメツ監督の就任に対して周囲肩は評価の声が上がっている。しかしザ・ナショナル紙のジョン・マコーリー記者は「状況は簡単ではない」というコラムを掲載している。
「昨シーズン、アル・ワスルはリーグを8位で終えた。そして、そのチームはまだ何も強化が行われていない。
というより、イラン代表FWモハマドレザ・ハラトバリが国内に復帰し、GKマジド・ナセルが来年出場停止処分を受ける可能性があることを考えれば、むしろ戦力は縮小していると言わざるを得ない。
メツ監督はかなり圧縮された状況で移籍マーケットに望み、短いプレシーズンの期間を経て戦うことになる。アル・ジャジーラを初め、大半のクラブは既に合宿を行っているのにだ。
メツ監督でもさすがに時間が必要になるだろう。もしスタートダッシュに失敗したとき、マラドーナを一年で解任したフロント、そしてサポーターには忍耐が持てるだろうか?
メツ監督は、UAEのサッカーに精通している。選手のメンタリティも理解している。マラドーナよりも保守的な選択をする人だ。
だが、彼は最初からマラドーナの作った状況を継承する形で仕事を始める。要するに、最初から苦しい戦いに直面しているのだ」
(筆:Qoly編集部)
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