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今夏、レアル・マドリーからホッフェンハイムへと移籍したFWホセル。
スペインU-20代表経験もあるホセルは2010-11シーズンのリーガ最終節アルメリア戦でマドリーのトップチームにデビューすると初ゴールも記録。昨シーズンはカスティージャのエースとして19ゴールをあげ、チームの2部昇格の原動力となったが、トップチームでは出番なしに終わっていた。
そんななか、22歳の長身ストライカーは『Marca』で新チームでの意気込みとマドリーに対する想いを述べた。
ードイツはどうですか?
「最初の頃はかなりきつかったけど、徐々に変化にも慣れてきたよ。こっちではガールフレンドも一緒なんだ。もっぱらトレーニングに行くか、ホテルから出るため家を探してるよ」
ーキャリアにおける劇的な変化に対する準備はできてる?
「うん、前進するための変化だし、これから待ち受けている冒険にワクワクしているよ。はじめは変化に戸惑うだろうけど、適応できるだろうし、問題はないはずさ。それに、重大な決定をしたことを嬉しく思ってる。ここに来たのは正解さ」
ーあなたはシュトゥットガルトの出身なので、祖国への帰国ともいえますね。これまでドイツに戻ることを考えたことは?
「まったくない。もし数年前に誰かにそんなことを言われたら、どうかしてるって言い返しただろうね。ヨーロッパで最も強いチーム(マドリーのトップチーム)でプレーするのが夢だったから」
ーでは、ブンデスリーガを選んだのは?
「いくつか選択肢があったけど、ホッフェンハイムからは大きな信頼と好意を寄せられて、強く興味を引かれた。それに、ブンデスリーガはヨーロッパでも屈指のリーグだしね。ホッフェンハイムが僕のために多くのお金(移籍金は約600万ユーロ =約5.7億円)を払ってくれたことは名誉なこと。嬉しいことだし、モチベーションにもなるよ」
ーレアル・マドリーを去ることにしたのは?
「キャリアをステップアップさせる時期だった。でも、この旅立ちはマドリッドに最後の別れを告げたわけじゃない。戻りたいと思ってる。いつの日かね。だた、今は新しいクラブで成功することに邁進しているよ。ホッフェンハイムでのプレーに自分の持てる力全てを注ぐつもりさ」
ーマドリーのトップチームでは多くの機会を得られなかった?
「カスティージャでいいプレーをしようと心がけていた。(でも)全て自分ではどうしようもないことだった。成功するためにカスティージャでやるべきことは全てやった。仲間たちとともに2部昇格のチケットも勝ち取ったしね。自分の仕事ぶりには満足もしてる。それ以外は自分ではどうにもできないことだった」
ーカスティージャのトップスコアラーでもトップチームではチャンスがない?
「カスティージャの選手たちは素晴らしいシーズンを送った。僕らは全員ベストを出し切った。そして、クラブのプランに僕は入っていなかった」
ーモウリーニョは(アルバロ)モラタのほうを選んだ。あなたの元相方はトップチームで成功できると思う?
「そう願ってる。アルバロが多運に恵まれることを願ってる。でも、それはいらないかもな。だって彼は素晴らしい選手だからね。彼には自分がいかに優れているか示す機会があるし、うまくやってくれると確信してるよ」
ー将来についてモウリーニョとは話し合った?
「いや、そのことについて彼と話したことはない。でも、このチャンスを逃すことはできなかった」
ーいつかレアル・マドリーに戻る考えは?
「それを願ってる。マドリーはあらゆる選手が夢見るチームだ。 自らの力を証明するためにチームを去らなきゃならなかったけど、いつの日かマドリーに戻って“9番”としてプレーしたい。でも、繰り返しになるけど、今はホッフェンハイムで成功することに集中してる。チームの力になるために全てを捧げるつもりさ」
ーホッフェンハイムでの新シーズン、あたなにとってのゴールは?
「そうだね、まずは一刻も早く適応することだね。近年カスティージャでやってきた全てをここで見せたいんだ。僕には強い熱意があるし、それは新たな経験のなかでも助けになるはず。自分の手助けでホッフェンハイムをヨーロッパの舞台に導きたい。すばらしいチャレンジが待ってるよ」