UEFAチャンピオンズカップからUEFAチャンピオンズリーグに移行して20年。数多の選手たちによって彩られ、数多くの名勝負、ゴラッソを生んできました。ワールドカップに次いで全ての選手たちが出場を望む価値ある大会となった今、欧州サッカーはCL中心に回っていると言っても過言ではないでしょう。その歴史を振り返って『bleacher report』では「歴代最強のイレブン」を選出しているのでご紹介しよう。なお、所属はCL制覇時のクラブ名を記載しており、現在の所属と異なる現役選手もいるのでご注意ください。
GK: ペーター・シュマイケル (デンマーク/マンチェスター・ユナイテッド)
長くマンチェスター・ユナイテッドの守護神を務め、世界最高のGKを欲しいままにした名手。CL制覇は1999年の一回。
右SB: ハビエル・サネッティ (アルゼンチン/インテル)
インテルのカピターノは36歳にして悲願のCL制覇を成し遂げた。2010年のトレブルはこれまで苦労してきた鉄人へのご褒美だ。CL出場は100試合以上を誇る。
CB: カルレス・プジョル (スペイン/バルセロナ)
バルセロナのカピタンは度重なる負傷と戦いながらも、「最強バルセロナ」と共に最盛期を歩んできた。CL制覇は通算3回はチャンピオンズカップ時代を除くと最多タイ。現役の間にどれだけ伸ばせるか。
CB: フェルナンド・イエロ (スペイン/レアル・マドリー)
バルセロナの現役レジェンドとコンビを組むのはレアル・マドリーのレジェンドだ。イエロはプジョル同様にCLを3度制覇している。
左SB: パオロ・マルディーニ (イタリア/ミラン)
CLといってこの男を外すわけにはいかないだろう。チャンピオンズカップを含めると5回のCL制覇を成し遂げている。左SBとしてCBとしてキャプテンとして出場し、チャンピオンズリーグの歴史にミランの名前を刻んだ功労者。
MF: シャビ (スペイン/バルセロナ)
バルセロナの中盤を支えるマエストロもこのメンバー選出に異論なき存在だろう。プジョルと共に3度の制覇を成し遂げており、この数字はまだまだ伸びると言われている。2011年の決勝では124本のパスを通すなど円熟の境地に達している。
MF: クラレンス・セードルフ (オランダ/アヤックス、レアル・マドリー、ミラン)
彼の代名詞である「3つのクラブでCL制覇」。今後この記録を達成、もしくは超越する選手は出てくるのであろうか。もし現れるとすれば、その時には必ず「クラレンス・セードルフ」という名前が登場する。それだけ偉大な記録だ。
MF: ジネディーヌ・ジダン (フランス/レアル・マドリー)
「ベストイレブン企画」の常連であるジダンもチャンピオンズリーグ制覇は1度しかない。しかし、その1度が記憶に残るものだったのは間違いない。レヴァークーゼン戦でのゴールはサッカーファンの脳裏に焼き付いているからだ。
右WG: リオネル・メッシ (スペイン/バルセロナ)
25歳で3度のCL制覇。昨季は14ゴールをCLで奪っており、CL得点王を4年連続受賞中だ。彼は全ての個人記録を塗り替えてしまうのではないだろうか。
CF: ラウール (スペイン/レアル・マドリー)
3度のCL制覇に欧州カップ戦144試合出場、そして最多の71ゴール。FWのCL男と言えばスペインの至宝で間違いない。レアル・マドリーでの記録がほとんどだが、2011年にはシャルケをCLベスト4まで押し上げる原動力となった。
左WG: クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガル/マンチェスター・ユナイテッド)
CL制覇の回数では及ばずとも彼の見せてきたパフォーマンスが最高級であることは間違いない。昨季も10ゴールを記録しているが、通常であればCL得点王に輝く数字である。
この選出はいかがでしたか?「あの選手がいない!」なんて事もあるかと思いますが、是非議論で盛り上がっていただければと思います。
(筆:Qoly編集部 L)