ポルト、ブラガ共に勝利し、首位争いに留まる

10月28日、ポルトガル・リーガ・ゾン・サグレス第7節の3試合が開催された。

エストリウのホームに乗り込んだポルトは、10分にセットプレーからスティーヴン・ヴィトーリアの得点を許し失点する苦しい立ち上がり。中央を固めたリトリートに対して攻めきれず、前半はビハインドで折り返した。

しかし後半に入って12分、高い位置でボールを奪ったことで生まれた隙を見逃さず、ジャクソン・マルティネスのクロスからヴァレラがヘディングを決めて追いつく。さらにその3分後、ジョアン・モウティーニョのフリーキックからジャクソン・マルティネスがヘディングを決め、あっさりと逆転に成功。このまま試合を締めて勝利を収めた。

マリティモのホームで戦ったブラガも、議論を巻き起こしそうな内容ではあったが勝利は奪った。

序盤から試合はマリティモのペース。まだエデルがフィットしていないブラガは、縦パスを入れる場所がトップ下のルーベン・ミカエウしかなく、そこにマーキングに長けたセメドをマンマークでぶつけ効果的なパス回しを封じた。そしてエウドンのスピードでサイドを破り、フィニッシュに持ち込んでいった。

しかし、左サイドでスタートしたルーベン・アモリンを右サイドに移し、ルーベン・ミカエウも中では極力待たない形に変更、やや後半に持ち直したブラガが先制点を奪取。ウーゴ・ヴィアーナのフリーキックから、ラファエウ・ミランダにクリアボールが当たってこぼれたところに、エデルが反応してゴールに叩き込んだ。

そして議論になりそうなのは86分、ブラガの2点目のシーン。サリーノのクロスをエデルが合わせたシュートを、ゴールラインを超えたか超えないかの位置で、エデルと絡み合いながらもGKサランが掻き出す。これを主審はゴールと認め、猛抗議するサランには2枚の警告を立て続けに提示し、ピッチから追い出した。

これで戦意を削がれた両チームはこの後上手く戦えず、ブラガも時間を浪費するだけのプレーに終始。結果は0-2とブラガの勝利に終わったが、なんとも後味の悪い試合となった。

今季好調のリオ・アヴェは、ホームでナシオナウに2-1と競り勝ち3勝目。前半にジエゴ・バルセロスに先制点を許したが、60分に大ベテランFWジョアン・トマスがPKを決めて追いつき、タランティーニがロスタイムに今季4点目となる逆転ゴールを決めた。

(筆:Qoly編集部 K)

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