「ナイキCR7コレクション」発表イベント(詳細レポートはこちら)のため、マドリードを訪れたQoly編集部。8月にお届けした世界のサッカーショップ情報(ロンドン編)に続き今回も現地のサッカーショップを回ってみた。マドリードへ旅行に行く予定の皆さんの中で、スペインのお店はどんなものなのか知りたい人は是非、読んでほしい。


■おみやげ物屋

街中にあるお土産屋では、一般商品のほか、レアル・マドリー、バルセロナに限りサッカーのユニフォーム、手はがきが購入できる。値段は市場価格よりやや高めで80-90ユーロ程度であったが、イングランドのおみやげ物が偽物しか扱っていないのに対し、マドリードでは偽物、本物両方を扱うという豪快なスタイルが見て取れた。


■Nike(ナイキ)

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レアル・マドリーがadidasサプライということもあり、マドリードでありながら比較的バルセロナ、そしてアトレティコ・マドリー押し。片隅に他国のビッグクラブやスペインの他チームがおいてあった。値段は70-85ユーロ程度でネームをいれると100ユーロは超えることもあるため、税金(VAT)を考えなければ値段的には日本と余り変わらないか。

海外へきて思うことは、ナイキの様なスポーツブランドは“ブランド”であるということだ。日本で20万円するハイブランドのバッグが10万円程度で売られ、コーチのメンズラインなどは10万円から4-5万円まで下がる。これに対して、ナイキのハイエンドなトラックトップは4万円前後と余り変わらない。


■adidas(アディダス)

こちらはスペイン、レアル・マドリーをサプライしているということもあり、市内のソル(Sol)駅中心部の国道0km地点近くに店を構えていた。スペインのEURO2012ものはすでに特価となっていたがそれでも50ユーロで、やはり70-80ユーロメインであることは変わらなかった。筆者はここでユニフォームを調達したのだが、ネームナンバーのラバーを貼り付ける技術がないのかボロボロで角がきちんと取れていなかった。海外のおおらかさを体感した瞬間である。

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むしろお店近くのホーム用品店で見つけたエプロンのほうが興味をそそった・・・。


■FUTBOLMANIA

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こちらはバルセロナなどにも支店をもつ、スペインのNo.1サッカーショップである。ナイキ、アディダスはもちろんアンブロ、カッパなどビッグクラブのものは一通りそろえてあった。しかし、リーガ・エスパニョーラのチームが揃っているかといえば答えはNOで、スポルティング・ヒホン、マラガ、デポルティーボ・ラ・コルーニャなどある程度のチームに限られた。お値段はやはり70-80ユーロメインと、日本と余り変わらない。


■デパート

スペインで有名なデパートといえばエル・コルテ・イングレスである。もれなく本館、別館(本屋、電気製品などが多い)に分かれているほか、一つ二つ地下鉄の駅を進んだだけで次の店舗があるほど。最初はあまりにもイングレスばかり目にするので疑問に思っていたのだが、5店舗ほど訪れた後には駅によって取り扱い品や趣向を変えていることを理解した。たとえばヌエボス・ミニステリオス(Nuevos Ministerios)店はエルメス、グッチ、ルイ・ヴィトン、ロエベといった高級ブランドのブティックが並ぶ一方、ソル駅近くの店舗ではスーパーが巨大で、カジュアルなラインが強めに見えた。スペインらしいのはもれなくスポーツの階があり、ナイキを中心に1フロア使った構成はサッカーショップといっていいほど。こちらはレアル・マドリー押しが目立ったが、上述のヌエボス・ミニステリオス店ではアトレティコ・マドリー押しだった。


■レアル・マドリー・オフィシャルショップ

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FUTBOLMANIAからも程近いソル駅中心にある。オフィシャルショップというだけあって、歯ブラシ、マフラー、ニット帽など品揃えはすばらしいものがある。しかし、値段は街中よりちょっとお高め。筆者はここでレアル・マドリーの手葉書を購入したのだが、街中が0.8ユーロに対して1ユーロと微妙に高く、ロナウドのものはまさかの売り切れであった。


B級クラブマニアの私としては、今回同行してくださった小堺さんが所属するエウロパのアイテムを狙っていたのだがそれはかなわず、せめてもとの思いで探したソシエダ、ビルバオといったチームのグッズも手に入らなかった。そういう意味では不完全燃焼であったが、最初に空港へ迎えきてくれたカルロス氏(まさかのヒホンファン)と中小クラブの話ができたのが、唯一の癒しであろうか。

(筆:Qoly編集部 Q)

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