突然の指導者転身を発表したネルセン

1月8日、アメリカ・メジャーリーグサッカーに所属しているトロントFCは、公式サイトで「ニュージーランド代表DFライアン・ネルセンをヘッドコーチに招いた」と発表した。

ライアン・ネルセンは1977年生まれの35才。ニュージーランド代表の主将を長く務めていることで知られているセンターバック。イングランド・プレミアリーグのブラックバーン・ローヴァーズで活躍し、昨季はトッテナム・ホットスパー、今季はQPRでプレーしていた。突然の監督就任を決断したことについて、彼は記者会見で「このオファーは、断るにはあまりにも魅力的すぎた」と話している。

トロントFCの会長を務めているケヴィン・ペイン氏は、かつてDCユナイテッドのCEOとして働いていた経験を持ち、その際にライアン・ネルセンは選手として所属していたという縁がある。また、35才での監督就任はクラブの歴史上最年少記録となる。

ただし、まだQPRからの退団については決着していないようで、新しいチームへの合流時期については、ハリー・レドナップ監督との交渉がこれから必要になるという。

ケヴィン・ペイン氏は、若き監督を招いたことについてこのようなコメントを発表している。

「23才でDCユナイテッドにやってきたときから、ライアンはいつかヘッドコーチになる男だと思っていた。彼のリーダーシップ、知性、キャラクター、準備が、コーチとしての成功をもたらしてくれるだろうと信じている。我々のクラブを引っ張る男として、ネルセン以上の人間は考えられなかった」

(筆:Qoly編集部 K)

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