昨年、当Webサイトでも紹介し、多くのサッカーファンを楽しませた「ヨコハマ・フットボール映画祭」の2013年のスケジュールが決定した。

前回は、チョン・テセに密着したドキュメンタリー映画「TESE」や日本初公開となる「モンテビデオ-夢のワールドカップ」など、国内外から選りすぐりの作品が集められたが、今回も期待を裏切らぬ傑作がずらり。全3日間で7本が上映される予定だが、日本未公開作品も3本用意されている。

【日本未公開作品一覧】

フットボール・アンダーカバー(Football Undercover)

フットボール・アンダーカバー(Football Undercover)


ドイツ/ドキュメンタリー/86分/2008年制作
監督:デイビッド・アスマン/アヤット・ナジャフィ
出演:BSV AL-Dersimspor、イラン女子代表チーム
舞台:ドイツ・イラン
© Flying Moon /Assmanns 2007


文化の壁に穴を開けた女子アマチュアチームの大冒険

アマチュア女子サッカーチームに所属するマーレン。彼女はイランから来たナジャと出会い、イラン史上初となるテヘランでの女子代表チームの公式戦開催を目指す。政治、文化、言葉の違いなど、様々な障害にぶつかるも、多くの仲間の助けを得て奮闘する姿を描く。イスラム文化における女性の人権問題に、サッカーを通してストレートに迫ったドキュメンタリー。


ソカ・アフリカ(SOKA AFRIKA)

ソカ・アフリカ(SOKA AFRIKA)


イギリス/ドキュメンタリー/77分/2010年制作
監督:Suridh Hassan
舞台:カメルーン、南アフリカ、フランス、オランダ
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アフリカ発、ヨーロッパ行きの夢と現実

今日も、第2のエトー、ドログバを夢見て多くの若い選手がアフリカからヨーロッパに渡っている。家族や育成プログラムの後押しもあり順風満帆にスターダムにのし上がったエラスムスに対し、プレーできるチームを見つけるどころか、住むところも、食べるものさえありつけない生活に身を落とすサボ。多くのアフリカ系選手の活躍の影て、母国に帰ることもできずにホームレス化する選手たちも少なくないという。ほとんど人身売買とも言えるような移籍の現実に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。


狂熱のザンクトパウリ・スタジアム(Das Ganze Stadion)

狂熱のザンクトパウリ・スタジアム(Das Ganze Stadion)


監督:フェリクス・グリム
ドイツ/ドキュメンタリー/62分/2011年
舞台:ドイツブンデスリーガ





ようこそ、ミラントア・シュタディオンへ。そこは悪夢の劇場か、それともサポーターの理想郷か

ドイツ・ハンブルグ。風俗店が軒を連ねる通りの程近くにホーム・スタジアムを構えるザンクト・パウリ。アナーキスト精神で世界中から人気を集めるクラブは、そのホームゲームもドイツ有数の熱度を誇る。日本のどことも異なる興奮が渦巻くスタジアムをありとあらゆる場所に設置したカメラで再現する体験型ドキュメンタリー。ドイツでのプレーを夢見る選手必見の一本。

なお、上映作品一覧と上映スケジュールは以下の通り 。(時間は開演時間)

2月11日(月・祝)
11:00 『フットボール・アンダーカバー』
13:05 『勝利への脱出』
15:40 『ソカ・アフリカ』
17:35 『ローカル・サッカー・クラブのヒーロー』
20:00 オープニング・パーティー

2月16日(土)
11:00 『コッホ先生とぼくらの革命』
15:20 『狂熱のザンクトパウリ・スタジアム』
17:00 『フットボール・アンダーカバー』
19:05 『ローカル・サッカー・クラブのヒーロー』

2月17日(日)
11:00 『狂熱のザンクトパウリ・スタジアム』
12:40 『ユナイテッド ミュンヘンの悲劇』
14:55 『フットボール・アンダーカバー』
17:00 『ソカ・アフリカ』
18:55 『狂熱のザンクトパウリ・スタジアム』

また、今回の映画祭は、単なる上映会に終わらず、映画祭関係者や特別ゲストが出演するオープニング・パーティーや日本サッカーミュージアムが誇る収蔵品の特別展示など、イベントも盛り沢山。近場の方はもちろん、サッカーファンであれば遠出してでも行く価値のある“お祭り"になりそうだ。

※チケットの入手方法など詳細はこちらから⇒【公式サイト】ヨコハマ・フットボール映画祭