アメリカ・MLS最多4度の優勝を誇るDCユナイテッドは25日、ベルギー2部・ヴィゼからインドネシア人MFシャムシル・アランを期限付きで獲得したことを発表した。

ジャカルタ出身の原住民であるアランは現在20歳。U-11からインドネシア各年代のユース代表でプレーし、2006年には14歳にしてU-23代表に選出された経歴を持つ同国期待のエリート選手である。同年にはインドネシアと歴史的関係の深いオランダのフィテッセ、ヘーレンフェーンでテストを受けたが不合格。それから在籍していた国内の育成組織がウルグアイ人創設だったこともあってか、2011年にはウルグアイの名門ペニャロールの下部チームでプレー。そして2012年1月、ベルギー2部のヴィゼとプロ契約し、約1年間で10試合に出場した。

DCユナイテッドのデイブ・カスパーGMは「シャムシルは優れたテクニックを持つ若い攻撃的MFだ。彼をチームに迎え入れることを楽しみにしているよ」と話した。

この移籍はおそらくDCユナイテッドの新オーナーの1人(3人が共同で保有する)がインドネシア人であることも関係していると思われるが、いずれにせよアランはMLSのクラブに所属する最初のインドネシア人となった。

(筆:Qoly編集部 H)

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