アメリカ代表のMFロビー・ロジャース(25)は15日、自身のブログでゲイであることを告白し現役を引退した。
足元の技術に優れたサイドアタッカーのロジャースは各年代の代表に選出された経歴を持つアメリカ期待の選手で、2007年にはFIFA U-20W杯、2008年には北京五輪に出場。北京五輪ではレギュラーとして全3試合に出場し、初戦の日本戦にも先発し86分間プレーしている。A代表には当時のボブ・ブラッドリー監督により2008年に初招集され、2009、2011年と2度のCONCACAFゴールドカップに出場。2010年W杯の候補メンバーにも選出されたが最終選考で落選。クリンスマン体制となった後の2011年11月に行われたスロベニア戦を最後に代表からは遠ざかっていた。A代表は通算18試合出場2得点。
クラブレベルでは2007年にコロンバスクルーでプロデビュー。翌年にはチームのMLSカップ優勝に貢献し、同年のベストイレブンに選出された。それから2012年1月にイングランド1部・リーズへ加入したがあまり出番を得られず、同年夏に同2部スティーヴェネッジへローン移籍。先月ローンを終えたと同時に双方合意のもとリーズとの契約を解消していた。
ロジャースはブログで「次章・・・」と題し、過去25年間、秘密がばれてしまうことを恐れながら生きてきたことを告白。一方でこの告白により自由の身になった安堵感も示し、MLSカップの優勝や北京五輪出場の思い出をあげながら過去全てのチームメイトに対し感謝の意を述べた。