5日、イスラエルで開幕したU-21欧州選手権。グループBに入ったスペイン代表はロシア代表と6日に初戦を戦った。

キャプテンのティアゴ・アルカンタラを始め有名選手をずらり並べた豪華布陣のスペインは、相手を押し込む展開となるが、ファールもいとわないロシアの激しいプレーに苦戦。(ロシアのファールは19回、イエローカードも3枚) 最後の一押しに欠けゴールを割ることができず、引き分けもチラつき始めた後半37分、途中出場のFWアルバロ・モラタがセットプレーから値千金の決勝ヘッドを決めてスペインが辛くも1-0の勝利を収めた。

スペインは前半、4-3-3のフォーメーションで中盤はイジャーラメンディをアンカー気味にその前にイスコ、ティアゴを並べるような形だったが、イスコは相手の2番イブラギム・ツァラゴフのマークに苦しんだ。

そこで後半はイジャーラメンディ、ティアゴのダブルボランチ、その前にイスコ、ムニアイン、テージョを並べるような布陣へ変更。イスコはサイドに流れることでアンカーでもあったツァラゴフのマークから外れるシーンも増えるとともに、存在感も増した。(試合を通じてスペインの前線はかなり流動的ではあった)

ルーレットあり、アウトサイドでの完璧なクロスあり、エラシコありと相手DFを翻弄し続けたイスコの対ロシア戦プレー集。(アウトサイドクロスは2:33~、エラシコは2:56~)

(予備)

試合後、イスコは「タフな試合だった。90分間僕らはマークされ、結局セットプレーが勝ち点3を得る決定的なものとなった」、 「前半はよくなかったけど、後半は(ポジションを)少し左寄りにしたことで僕は快適になったし、チームもかなりよくなった」とコメント。スペインのロペテギ監督によれば、サイドよりにポジションを変えたのは「彼の判断だった」そう。

なお、スペインはこの後9日にドイツと、12日にオランダと対戦する予定。

【おまけ;テージョ&ティアゴ&イジャーラ&アルベルト・モレノによるTiki-takaなシーン】

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