日本 0-0 北朝鮮

中国との初戦を勝利で終えたなでしこジャパン。中4日で迎えた北朝鮮戦も似たような展開となったが、今度は相手の守備の堅さ、ブロックの厚さが勝り、得点をあげることが出来ずに終わった。

北朝鮮の戦術は中国をより先鋭化させたようなものだった。中盤をダイヤモンド型に構築し、阪口と宮間から縦のパスコースを切り、サイドに追い込んだらそちらに人数を詰めていく。ボールを奪ったら誰かが必ずサイドに走って引き出し、仕掛けるかスルーパスで裏を狙うカウンタ-。

ボールとは逆のサイドに大きなスペースが空くことや、アンカーのキム・ウンジュも外に出て行く上に最終ラインが裏を警戒して上がってこないことからバイタルエリアが守れないことなど、先鋭化させた反面弱点もよりはっきりしていた。

しかし、日本がそれを利用しきれなかった部分は否めない。前半は特にパスの精度の低さやコンビネーションのずれのみならず、サイドが変わった後の進行速度の遅さが足を引っ張った。

後半にはそれはかなり改善されていたが、北朝鮮が70分にチョン・ユリを投入してオーソドックスな2ボランチのシステムに変更し、ディフェンスに専念する形になったため、常にゴール前まで運んで止められるような展開が連続した。

途中投入の岩淵がルーレットから抜け出した場面はこの試合最大のチャンスだったと言えるが、これも惜しくもキーパーの好セーブに防がれ、ゴールならず。結局最後まで北朝鮮の守備を破ることは出来ず、残念ながらスコアレスドローで試合を終えることとなった。