今年の5月25日、ウェンブリーでのUEFAチャンピオンズリーグ決勝でドルトムントを下して、5度目の欧州王者に輝いたバイエルン・ミュンヘン。

今季はグアルディオラ新監督のもと、マリオ・ゲッツェ、ティアゴ・アルカンタラらを補強し、さらなる進化が期待されるなか、なにやらすごいバイエルンサポーターがいると話題になっているようだ。

そのサポーターはボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の中央に位置する都市ブゴイノに住むヴァヒド・チェハヤさん(45歳)。

Vahid Cehaja

熱心なバイエルンサポーターだというチェハヤさんはバイエルンが5度目となる欧州制覇を成し遂げたあかつきにはバイエルンのホーム『アリアンツ・アレーナ』まで徒歩で行くと数年前から友人に言っていたそうで、今年の決勝戦前には 「この4年で2度バイエルンはCL決勝を戦い敗れました。2010年と2012年、私は悲しみで泣きました。今ありがたいことに3度目を目にすることになり、私はまた泣くことになるでしょう。ただし今回は喜び(の涙)です。 もしバイエルンが5度目の欧州王者になったら、その栄誉を湛えて、ブゴイノからミュンヘンまで5か国(ボスニア・ヘルツェゴビ、クロアチア、スロベニア、オーストリア、ドイツ。5度目の優勝とかかってる?)を歩いていきます。 1974年にバイエルンが欧州王座のタイトルを手にしてからずっと敬意を払ってきました。ミュンヘンへの歩行キャンペーンは私の誕生日である6月10日にスタートし、ゴールはバイエルンがバルセロナとフレンドリーマッチを戦う7月24日にミュンヘンに辿り着くことです」と話していたそう。

そして、バイエルンが見事にCLを制覇すると、その宣言通り6月10日にブゴイノを出発し、6週間をかけて約960キロメートル(!)を歩ききって、『アリアンツ・アレーナ』まで辿り着くことに成功したんだそう!

Vahid Cehaja

(↓道中、クロアチアのカルロヴァツで)

Vahid Cehaja

(↓到着後)

Vahid Cehaja

Vahid Cehaja

さすがに疲労の色は濃いようで、足はボロボロ、顔もかなりやつれている様子だったものの、 「私は幸せです!長い徒歩のあと、私は目的地に到着しました。今日(7月23日、到着した翌日?)、スタジアムで行われたプレゼンテーションに参加しました。言いようのない気分です。なんとかピッチにたどり着けたし、ティアゴ・アルカンタラのサインまでゲットできた。スタジアムでの光景を見て、来シーズン私たちがハッピーになるたくさんの理由ができるだろうことを確信しました(=2013-14シーズンもバイエルンは成功を収める?)」と語ったんだとか。

Vahid Cehaja

(ブゴイノから『アリアンツ・アレーナ』までの道のり。単純な直線距離の場合)


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