イタリア人ながらイングランド6部リーグのクラブを熱狂的に応援するとある青年がいる。海外サイトで伝えられていた彼の熱きサポーターぶりを紹介する。

 

イタリア北部の港町キオッジャに住む19歳の学生ヤコポ・ギラルドンさんはイギリス南西部トゥルーロを本拠地とするトゥルーロ・シティの熱狂的ファン。

2月17日金曜日の午後2時、ヤコポさんはイングランドへの“遠征”のため自宅を出発。ここからおよそ21時間をかけてチームがアウェーマッチを戦うイギリスはドーバーにあるクラブル・スタジアムに向かう。 まず、キオッジャから30kmほど北にあるベニスまで出ると、そこからパリ行の夜行列車に乗車。 土曜日の朝にパリに着くと、カレー行の列車に乗り換え、その後はフェリーでドーバー海峡を横断。午後3時のキックオフにはスタジアムに無事到着し、長旅をともにした友人とともに観戦を楽しんだ。

ヤコポさんによれば、彼がトゥルーロを応援しはじめたのは学校で英国文化について学び始めた3年前からで、 地元クラブ、キオッジャ・ソットマリーナが2011年の夏に破産してしまってからはフルタイムでトゥルーロをサポートしているという。

「僕はリアルなフットボールのファンなんです。ずっとキオッジャ・ソットマリーナを心から応援してきましたが、2011年に破産してしまい打ちのめされました」

それまでの3年間、ソットマリーナの試合にはホーム・アウェー問わず欠かすことなく足を運んでいたというヤコポさんは心血を注げるような新しいクラブを欲していたという。

「ノン・リーグ・フットボール(イングランド下部リーグ)のフィロソフィーに魅了され、トゥルーロがまだサウザンプレミアフットボール(アマチュアリーグ)にいた頃から、クラブの戦績を追い始めたんです。 自分のチーム(ソットマリーナ)が無くなってしまってからはトゥルーロの“フルタイム”サポーターになりました」

「色々調べたり、学んでるうちにコーンウォール(イングランド南西端)の伝統に惚れ込んでしまったんです。いまでは僕にとってオンリーワンなチームです」

そんなヤコポさんが初めてトゥルーロ、そしてイングランドに足を運んだのは2011年11月19日土曜日のトンブリッジ・エンジェルズとのホームゲームだったという。 父エットレさんと観戦したその試合でチームが2-0で勝利すると今度は一人で来ようと誓ったんだそう。

今シーズンからカンファレンス・サウス(6部リーグ)に昇格したトゥルーロで一番の有名選手といえばフラムやレスターでもプレーした元ジャマイカ代表FWバリー・ヘイルズだが、ヤコポさんのお気に入りはキャプテンのDFジェイク・アッシュ。アッシュはヤコポさんの19歳の誕生日にお祝いのTweetをしてくれたうえ、ユニフォームもプレゼントしてくれたという。

また、ヤコポさんはスタンドで冗談を言い合ったり、チャントを歌ったりすることが好きだといい、なかでも「Who needs Mourinho ,we 've got Lee Hodge - io」と指揮官リー・ホッジを讃えるチャントが一番のお気に入りなんだそう。

カンファレンス・サウスのPRマネージャーを務めるアラン・アルジャー氏は 「チームに対して驚くべき絆を持っているサポーターはしばしばいますが、ヤコポさんのトゥルーロの試合を観るための努力は本当に賞賛されるべきものです」とコメント。

ヤコポさんがはるばる懸けつけたドーバー戦で敗れてしまったトゥルーロはそこから3連敗しまったこともあって現在のところ22チーム中15位につけている。

 

【キオッジャとドーバーの位置関係 ※彼の辿った旅路とは無関係です】


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【キオッジャとトゥルーロの位置関係】


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