英国紙『Guardian』の有名企画「You Are The Ref」。

サッカーの試合中に発生した頭を悩ませるような難しい判定に、プレミアリーグの元レフェリー、キース・ハケットが模範判定を示してくれるユニークなコーナーも今回で3回目を迎える。

今回も、過去の「You Are The Ref」から抜粋した興味深い判例を紹介してみることにしよう。

Q.非常に際どいPK判定の直後、PKをとられた側のチームの監督、コーチ、リザーブ選手、フィジオが跳び上がりながらあなたに向け一斉に罵声を浴びせてきた。さて、あなたならどうする?

A. この種のケースはサッカー界に底知れぬダメージを与えるため、厳格な対応が求められる。もし可能であれば、もっとも誹謗をしていた主犯格を突き止め、彼らを以下のように対処しよう。まず、悪意が認められるベンチ選手全員にレッドカードを提示する。そして、もし監督やコーチにも悪意が認められれば彼らに退席を命じる。さらに、フィジオにも悪意が認められればそのフィジオの名前を忘れずに記録しておこう。

 

Q.アウェイチームにPKの判定を告げ、PKキッカーがボールをセットすると、スタジアムDJがGKに飛ぶ方向のアドバイスを大音量でアナウンスした。さて、どうする?

A. ここで試合に介入することはできない。スタジアムの誰が何を叫ぼうとも、キックは認められるべきだ。スタジアムの群衆を静かにさせキックの指示を出すが、キックが終わり試合が再開した後は、この試合のマッチオフィシャルに今回の事件のことを報告すると告げ、二度と繰り返すことのないように注意しよう。

※これらの判定はあくまで模範解答であり、状況および主審の解釈次第で判定が異なる場合がある。

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