残す所あとわずかとなった移籍マーケット。注目のギャレス・ベイルの移籍はまもなくであり、ウェイン・ルーニーのマンチェスター・ユナイテッド残留はほぼ確定という情勢だが、移籍期限までに移籍しそうな選手たちとして『Caught Offside』が10人の選手の名前を挙げているのでご紹介しよう。


アシュリー・ウィリアムズ (スウォンジー)

スウォンジーのキャプテンはこの夏のマーケットでリヴァプールやアーセナルへ移籍すると噂されてきた。ウェールズ代表が昨季のリーグ戦で披露した固い守備力が両クラブのディフェンスを改善するといわれてきたが、未だ正式な移籍には至っていない状況だ。ここまで移籍に至らなかったのはスウォンジーは最低でも1000万ポンドの移籍金を望んでいるのが要因だろう。しかし、リヴァプールやアーセナルがウィリアムズをそこまでの評価していないと考えることやDF陣には不足なしと考えている可能性もあるだろう。特に両クラブとも主戦のDFの離脱がないため、1000万ポンドの移籍金を支払ってディフェンダーを補強する気にはなっていないのかもしれない。

デンバ・バ (チェルシー)

今年の1月にチェルシーに加わったばかりだが既に失格の烙印を押されてしまったデンバ・バ。フェルナンド・トーレスと共にチェルシーから放出される候補として移籍マーケットで名前が浮上し続けていたが、どのクラブも高額と予測される移籍金を嫌ったのかアプローチの話すらほとんど浮上してせずに8月の終わりを迎えている。そしてようやく浮上したのが古巣ニューカッスルへのローン移籍だ。マグパイスの指揮官、アラン・パーデューはクオリティの高いストライカーの獲得を目指してきたが実現できておらず、バを復帰させることで凌ごうと考えているようだ。

ヴィクター・モーゼス (チェルシー)

昨年の夏、ロベルト・ディ・マッテオ時代のマーケットでチェルシーへ移籍してきたモーゼスだが、イタリア人指揮官はモーゼスよりもエデン・アザールを好み、モーゼスは非常に苦しい状況を過ごしていた。そしてこの夏のマーケットではブラジル代表のヴィリアンが加入。非常にユーティリティな選手だけにモーゼスの出場機会は更に少なくなる事が予測されている。現在興味を示しているのはウィガン時代の恩師、ロベルト・マルティネスが指揮を取るエヴァートン。デッドライン目前の駆け込み移籍となるのだろうか?

アルダ・トゥラン (アトレティコ・マドリー)

2011年にクラブに加入して以降、トルコ代表アタッカーは非常に高い能力を示し続けてきた。クラブの近年の成功にこのプレーメーカーが重要な部分を占めていたのは間違いない。スペインでの日々を楽しんでいる事は間違いないが、プレミアリーグのクラブはこのトルコ代表の獲得を望んでいると言われ続けている。トゥランとアトレティコ・マドリーは2900ポンドの売却条項を結んでいるが、契約は残すところあと1年。つまり来年にはフリートランスファーとなるため、アトレティコ・マドリーもこの金額での売却は見込めないとわかっているはずだ。トゥランをデッドラインまでに獲得しようとしているのはアーセナルだといわれている。2000万ポンドの移籍金でトルコ代表をチームに加えようと考えているようだ。そしてリヴァプールやトッテナムも関心を示しているようだが、トッテナムは既にエリック・ラメラを確保。クリスティアン・エリクセンの獲得も近いといわれるだけにアーセナル、リヴァプールの動向がきになるところだろう。

ジェイムズ・マッカーシー (ウィガン)

ウィガン時代、ロベルト・マルティネスのチームのキーマンの1人だったのがマッカーシーだ。マルティネスはマッカーシーを非常に高く評価していることで知られており、このアイルランド代表MFをグッディソン・パークへ連れていきたいと考えているといわれている。これはマルアヌ・フェライニのマンチェスター・ユナイテッド行きが近いといわれているからであり、代役としてマッカーシーをリストアップしているようだ。エヴァートンは1000万ポンドでの獲得を望んでいるようだが、ウィガンは2000万ポンド以下では売却しない意思を明らかにしている。鍵となるのはフェライニの移籍がいつ決まるか、という事だろうか。


後編に続く

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