前編に引き続き移籍期限までに移籍しそうな選手たちとして『Caught Offside』が紹介する10人の選手たちをご紹介しよう。


カカ (レアル・マドリー)

2009年にミランからレアル・マドリーへ移籍して以降、かつての輝きを放つ事のできていないブラジル代表MF。かつてのバロンドール受賞者もマーケットが開くたびに移籍の噂に取り囲まれている。移籍直後は負傷に悩まされていたカカだが、今はファーストチームに入る事に苦労している状況である。レアル・マドリーは何人ものプレーメーカーを抱えているためポジションを得る事が難しい状況にいる。そしてギャレス・ベイルの加入が迫っている。ベイルの移籍は間違いなく、カカは更に難しい状況に追いやられる事が濃厚だ。獲得に興味を示しているのはマンチェスター・ユナイテッドだといわれている。ブラジル代表として母国ワールドカップに出場するにはたとえ給与が低くなろうとも移籍を決めるしかないだろう。

ジョーイ・バートン (QPR)

今、フットボール界で最も異端児的な存在といわれているのがこの元イングランド代表だ。素晴らしいクオリティと才能をもっていながらもフルに発揮する事ができない選手である。バートンは昨季をマルセイユへのローンで過ごした。そして今はQPRへ戻っている状況にあるが、本人は移籍期限までにクラブを去ろうとしているようだ。バートンの獲得を狙うクラブとして最近浮上したのが昇格組のクリスタル・パレスだ。イーグルスはプレミアリーグ開幕後2戦2敗と非常に苦しい状況にある。起爆剤としてバートンに期待しているのではないだろうか。

ディエゴ・カペル (スポルティング)

カペルはこの夏のマーケットでスポルティングを離れるものだと思われていた。それは彼にとってポルトガルリーグは非常につまらないものとなっていたからだ。カペル本人はプレミアリーグ行きを狙っており、最近ではリヴァプールがスチュワート・ダウニングの代わりとしてカペルの獲得に興味を示している。ブレンダン・ロジャーズ監督がクオリティの高いサイドアタッカーを欲しているのは事実であり、カペルであれば指揮官の望みに応えうるといわれている。しかし問題となっているのは高額の移籍金だ。スポルティングの求める600万ポンドの移籍金はリヴァプールにとって高いと感じる金額だという。アーセナルも獲得を狙っていると言われているが、カペルの望みは叶うのであろうか。

ジュリオ・セーザル (QPR)

チャンピオンシップに降格したQPRを去る事は間違いないと言われていたブラジル代表守護神だがまだ去就が決まらずにいる。セーザルはコンフェデレーションズカップでも活躍していた為、すぐに移籍先が決まると噂されていただけに、現状は非常に驚きといっていいだろう。噂されてきたのはナポリとフィオレンティーナへ移籍だ。しかし両クラブへの移籍は既に消えたといわれている。しかし、アーセナルはまだ関心を持っているようだ。アーセナルはヴォイツェフ・シュチェスニに不満があり、経験あるGKを探しているといわれてきたが未だに獲得は次元していない。セーザルもチャンピオンシップで1シーズンを過ごすつもりはないだろう。給与が下がったとしてもアーセナル移籍を目指すといわれている。

フッキ (ゼニト)

昨夏のゼニトへの移籍は非常に驚きを提供するニュースだった。多くの人々がフッキは欧州最大のクラブに移籍すると考えていただけに、ポルトからロシアへ渡るニュースが流れた時の衝撃はとても大きかった。そして1年が経過した。ブラジル代表アタッカーの心は既にロシアにはなく、退団を望んでいるといわれている。移籍先としてチェルシーとトッテナムの名前が常に取り沙汰されてきたが、両者共に既に前線の選手が確定しつつある状況である。トッテナムはベイルの代役として考え3000万ポンドでのオファーを準備していたようだが、ローマからエリック・ラメラを獲得し、アヤックスからクリスティアン・エリクセンを獲得する目前の為、フッキからは撤退したと見て良いだろう。チェルシーは可能性が残っていないわけではないが、3500万ポンドでポルトからゼニトへ移籍しているだけに、チェルシーがデッドラインでこの金額以上のオファーを送る事ができるかは非常に怪しいと言わざるを得ないだろう。


以上が移籍の可能性の残っている10人の選手たちだ。可能性が消滅しつつある選手も散見されるが、最後の駆け込み移籍でクラブを変える可能性は大いにあるだろう。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名