スペイン1部リーグ第9節、レアル・マドリーはホームでマラガを2-0で下した。
マドリーはディ・マリアのゴールとロナウドのPKで2点を奪取したものの、『Marca』がこの試合で最も高い採点を付けたのはマラガのGKウィリー・カバジェロだった。”カバジェロの独演会”だったとシュートと止めまくった守護神を讃え、試合には敗れたものの突出したパフォーマンスを披露したとして(おそらく10点満点中の)8.5点という高評価を与えていた。
また、マラガのシュスター監督からも「素晴らしかった」と賞賛されたカバジェロは試合後、 「パフォーマンスには満足しているけど、勝てなかったので苦々しい。(ベイルをDFウェリグトンが倒してPKとなったシーンでは自身はボールに絡んでいなので?)私が讃えるのはディ・マリアだけだ。全ての面で私たちはレアル・マドリーを倒せると信じていたが、前半あった数回のチャンスを除いて相手にダメージを与えることはできなかった」と述べたという。
そのカバジェロの対マドリー戦プレー集がこちら。
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アルゼンチン出身のカバジェロは現在32歳。デビューしたのは名門ボカで、2004年のアテネオリンピックや2005年のコンフェデレーションズカップの代表メンバーでもある。 (ただしアテネ五輪ではヘルマン・ルクスが正GKであり、フル代表では招集経験こそあるもののまだ試合出場は果たしていない)
2004年にエルチェ(当時スペイン2部)に移籍すると、キャプテンを務めるなど主力として活躍。その後、2011年2月にGKセルヒオ・アセンホが負傷離脱したマラガへ急遽加入。初のプリメーラ挑戦だったが、持ち味である安定感のあるプレーで守護神の座を掴み取った。
堅実なプレーに徹しド派手なセーブを連発するわけではないためややもすると地味な存在といえるカバジェロだが、いまやリーガ屈指の実力者といえる。 とはいえ、前述の通りまだアルゼンチン代表での出場はないが、それについては「もし代表に呼ばれなくても人生は続く。僕はマラガでとても満足しているし、自分にできることはいいプレーを続けることだけさ。 それが(サベージャ代表)監督へメッセージを送る最高の方法だよ」と述べたそう。
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