パルマやチェルシー、ユヴェントスなどで活躍したアドリアン・ムトゥは現在リーグ1のアジャクシオでプレーしている。

34歳になったルーマニア人FWはドリブル突破からの正確なフィニッシュワーク、素晴らしい精度を誇るフリーキックなどアタッキングセンスに溢れる一方、 コカインの陽性反応による長期の出場停止処分などなどトラブルの多い選手でもある。

そんなムトゥがまたやらかしてしまったという。

このほど行われたW杯欧州予選プレーオフでルーマニア代表はギリシャ相手に2戦合計2-4で破れ本大会出場を逃した。 そんななか、この大一番に向けたメンバーから除外され(立腹し)ていたムトゥはヴィクトル・ピツルカ代表監督の顔をあのMr.ビーンと入れ替えた画像を自身のFacebook上にアップ。画像に添えられていたキャプションは『僕たちは(プレーオフを)間違いなく勝ち抜けられる』というものだったが大きな物議を醸すことになった。

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サポーターからは「なぜ代表チームがアディを呼ばないのか分かった」、「ついに彼(ピツルカ監督)をどう思っているかを明らかにしたね、ブラーボ!」などのコメントが寄せられるなか、代表FWマリウス・ニクラエはこの行為を批判。 また、代表キャプテンであるDFヴラド・キリケシュ(トッテナム)は「アディ(=ムトゥ)が僕らと一緒じゃない(招集されなかった)ことに驚いた。 (今回の行為が)僕らと行動をともにできないことへのちょっとした失望によるものだと信じている。これは彼の問題だし、これ以上コメントしたくない」と述べていたという。

『gsp』によれば、ムトゥは今回の行為について「自分で画像をつくった。かわいいと思ってポストしたんだ。それだけさ。あの画像で非常に緊張している代表チームをリラックスさせるつもりだった」と釈明。 と同時に「(代表チームへの)門はヴィクトル・ピツルカによって閉じられた。これは確かだ。代表チームから引退してなかったし、もっとプレーしたいけど今(代表から)引退することになった。 ファンはいつも僕のそばにいてくれた。彼らに感謝している」と代表引退を口にしたそうだが、サッカー協会から今後招集を考慮しない旨を伝えるレターが送られたとも伝えられており、ピツルカ体制下の代表チームから追放された形だという。

ムトゥは2011年夏には代表合宿中に夜遊びが発覚し、一時永久追放処分を受けており、再び代表から追放されることになってしまった。

その後、ムトゥはFacebook上で「代表チームは僕のものでも、ヴィクトル・ピツルカのものでもない!ルーマニア国民のものだ」などとコメントしている。

ピツルカ監督の実際の顔はこんな感じ

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