11月21日、ヴァンガード紙は「ナイジェリアのスポーツ大臣を務めているボラジ・アブドゥラヒ氏は、3500万ナイラの給与未払い問題を公表したスティーヴン・ケシ代表監督を批判した」と報じた。
先日エチオピアとの3次予選を制し、ワールドカップ出場を決めたナイジェリア。しかし、チームを率いるスティーヴン・ケシ監督は、先月7か月分に及ぶ給与3500万ナイラ(およそ2150万円)を受け取ることができていないとメディアに発表し、協会の対応に不満を持っていることを明らかにしている。
しかしボラジ・アブドゥラヒ氏は、給与未払いの問題に関しては解決すべきものと話しながらも、ケシ監督がメディアに公表したことを批判した。
ヴァンガード
ボラジ・アブドゥラヒ ナイジェリアスポーツ大臣
「ナイジェリアサッカー協会がスティーヴン・ケシ代表監督の給与を支払っていないのであれば、システムに問題があるということ。それには対処しなければならない。
しかし、それは内部で対処することが可能なものだ。スティーヴン・ケシ監督が給料未払いの問題をメディアに公表したことは非常に残念だ。
我々は、この問題を解決するためにナイジェリアサッカー協会を支援し、正しい手順を取っている。しかし、メディアで問題になるようなものではないと感じている。
給与が受け取れなかったとき、仕事をボイコットしたり、記者会見を開くのか? それは雇用者を当惑することに繋がる。なぜなら給料は支払いが遅れているだけだからだ。
ケシ監督は賃金を受け取ることができる権利がある。彼は偉大な監督であり、非常にいい仕事もしている。しかし、彼の給与の問題は、彼自身と雇用者の間で解決されるべきものだ。
もし雇用主(ナイジェリアサッカー協会)が給与を支払うことができないとなれば、それ以降は我々の問題にもなる。我々がそれを助けることができなければ、より上の機関に問題の解決を求めることになる」