11月21日、ロイター通信は「FIFAは、12月に行われるクラブワールドカップで、バニシング・スプレーを使用することを発表した」と報じた。
バニシング・スプレーはこれまで主にブラジルを始めとした南米で多く使われてきたもので、フリーキックの際にボールを置く場所、壁の位置などを示すために使用されてきた、スプレー式の塗料である。
今年行われたU-20ワールドカップ、およびU-17ワールドカップでは試験的に導入され、効果を発揮した。今回はさらにクラブワールドカップでも使用されることが決まり、今後行われる国際大会でも使用するかどうかが評価されることになる。
ロイター
マッシモ・ブサッカ FIFA審判委員長
「職員の大多数が、バニシング・スプレーを有益なツールだと考えている。明確な予防効果があり、位置や距離が常に尊重される。従って、これが使われた2つのトーナメントでは、距離を尊重しない選手に対してのイエロー・カードを提示する必要がなかった」