2013シーズンのブラジル全国選手権も8日に行われた第38節で全日程を終了し、最終日にリオの名門ヴァスコ、フルミネンセの降格が決まった。

勝てば残留の可能性が十分にあったヴァスコは、アウェイでコパ・リベルタドーレス出場権をかけたアトレチコ・パラナエンセと対戦。しかし開始早々アトレチコに先制されると、悲観したサポーターが暴動を起こし試合が一時中断される事態に。一方、先週の時点で残留が厳しい状況に追い込まれていたフルミネンセは、同時刻キックオフでバイーアとこちらもアウェイで対戦。先制を許したものの終盤に逆転し1-2で勝利した。しかし残留を争うコリチーバが勝利したため、勝ち点ではクリシウーマと46で並び、得失点差では上回ったが、勝利数が優先されるレギュレーションにより17位以下が確定。1998年以来の2部、そして前年度の優勝チームが史上初めて翌シーズンに降格することとなった。

暴動により中断されていたヴァスコの試合もフルミネンセ降格の報にほど近く再開され、一度は元浦和FWエジミウソンのゴールで追い付いたものの、後半、得点ランクトップに立つエデルソンにハットトリックを許し5-1と大敗。その結果、ヴァスコが勝ち点44の18位で2008年以来(2009年に2部)の降格が決定。17位フルミネンセとともにリオ4大クラブのうち2つが来シーズン2部で戦うこととなった。昇格初年度だったアトレチコは3位となり、コパ・リベルタドーレスの出場権を得ている。

怪我による長期離脱でチームの降格をスタンドから見届けたフルミネンセのキャプテン、フレッジ

2013年のブラジル全国選手権は優勝クルゼイロ、コパ・リベルタドーレス出場権はクルゼイロ、2位グレミオ、3位アトレチコ・パラナエンセ(他に4位ボタフォゴorコパ・スダメリカーナで優勝すればポンチプレッタ、今年のコパ・リベルタドーレスを制したアトレチコ・ミネイロ、コパ・ド・ブラジルを制したフラメンゴが出場)の6クラブが獲得。降格が17位フルミネンセ、18位ヴァスコ、19位ポンチプレッタ、20位ナウチコの4クラブ。最終節にハットトリックを達成したアトレチコ・パラナエンセのエデルソンが21ゴールで得点王に輝いている。

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