12月20日、アフラム紙は「クラブ・ワールドカップを最後に現役を引退すると発表していたエジプト代表FWムハンマド・アブトリカは、監督の説得にも心が揺らぐことはなかった」と報じた。
アル・アハリ、そしてエジプト代表で中心選手として活躍してきたムハンマド・アブトリカは、今年10月に自らのツイッターにて現役引退を発表。クラブ・ワールドカップでのプレーを最後にピッチを離れると明かした。
ところが、アブトリカは初戦となった広州恒大との試合で負傷し、ハーフタイムで交代を余儀なくされる。さらにその怪我は全治6週間と診断され、残りのゲームに出場することも不可能となり、対戦相手だった広州のマルチェロ・リッピ氏からも惜しむ声が上がっていた。
アル・アハリを率いていたムハンマド・ユースフ監督も、まだ公式に発表されたことではないとして撤回を求める意志を明らかにしていた。
しかし、本拠地カイロに戻ったムハンマド・ユースフ監督は、クラブの公式ウェブサイトに対して、アブトリカの説得に失敗したことを明らかにしたという。
アフラム
ムハンマド・ユースフ アル・アハリ監督
「私は彼の引退するという意思を撤回させるために説得を行ったが、失敗した。トーナメント中に選手とは話したが、『今がサッカーをやめる適切な時期だ』として、最終的な意思決定を行った」